きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

郵政見直しと情報公開が必要

2009-09-13 10:27:07 | Weblog
郵政見直しと情報公開が必要        (009.09.13.)

前回の選挙で、郵政民営化が「構造改革の本丸だ!」と小泉政権が掲げ、民営化の関連法案が衆議院では、僅差で通過したが参議院では否決になり、其れに対して、小泉総理は、衆議院を解散してまで、「構造改革の本丸だから」と熱っぽく国民に訴えた。

当時私たちも、此れによって国民に対するサービス向上が期待され、倦怠感が積もっていた国民感情からは、良く細部まで理解していない中で、ただ改革に向かう事に賛成していたが、中には、サービス低下だと言って反対する人も居た。

小泉総理は、反対する人には、党を除名し、選挙に対しては刺客を立てると言う徹底した攻撃で、「郵政民営化!」だけを叫んで、国民を誘導する選挙を行ったのである。

殆どの国民は、民営化にも、いろいろ有って、どの様な民営化改革をするのか、其れによって、賛成とも、反対とも言える事でありよく内容を理解していなかったのである。

結果は、小泉さんの劇場型選挙に惑わされ、小泉与党の大勝利に終わったのである。

国民は、「構造改革の本丸」と言われた改革によってサービスの向上を期待していたが、あれから4年、小泉さんが言うサービスの向上を誰も実感する人は無く、地域によって配達時間が遅れるとか、振込み料金が高くなったとかで、何処がサービス向上なのかが全く見えてこない。

更に、最近では「かんぽの宿」の売却問題、障害者に対する郵便割引制度の悪用する等々、国民から見て疑問だらけの所業に、総務大臣から横槍が入れば、大臣の方を更迭し日本郵便の社長の方を続投させると言う事に、国民はますます疑問は深まるばかりである。

今回新しい民主党の政権が誕生する事になった事は、「郵政民営化」と言う呪文の裏に何が隠されているのか、情報の全てを国民の前に明らかにし、以前と同等以上のサービスが行えないような、改革なら、止めたほうが良い事である。

今の心情では、小泉さんに「騙された!」と言う気持ちしか残っていません。

新政権で今度入閣する国民新党の亀井さんが、徹底した見直しを公言しているが、国民は見直しによって、郵政に対する情報の公開と、今後のビジョンを明らかにして欲しいと思います。
(えびなたろう)