選挙目当ての国会運営 (008.08.22.)
経済対策を巡って与党内は混乱している。自民党内でも「財政再建派」と「景気対策派」が争っている。
両派とも次期の選挙を戦うに当って、今の状態では敗北は間違いないとの見通しから、選挙民に向って、受け入れられる好材料をマニフェストとして掲げて闘う事を第一に考え、「財政再建派」は国の財政運営を健全にする事を掲げ、現状では将来増税もやむなし、と言う説であるが、「景気対策派」は埋蔵金を使ってでも現状の景気低迷に梃入れをする事を第一に遣るべきだと提案している。
従って、野党が言っている、税金の無駄をなくして、効率の良い財政運営を掲げる面では「景気対策派」の方がやや積極的のように思われるが具体的には何も示されていない。
福田首相の「ムダゼロ政策」は口では言うが、目下の官僚機構の中で、官僚の反発を買わない程度に進めてゆこうとする程度の物で、其れこそ、口やかましい国民の口封じ的な誤魔化しである。
国民の大半は、目下の官僚機構の中では、「ムダ使い」に対する官僚の意識が、余りにも低い事が問題視されている、例えば、タクシー代にしても、タクシー券を一時廃止して、必要な時は乗車しても立替払いにして、後から現金で支払う制度にしただけで、10分の1程度に少なくなったと報じられている。
此れなどは、タクシー券と言う回数券のような物で、安易な感覚で使われ、それが、無管理状態で長年放置されていたから、有価証券的な働きを呼び、居酒屋タクシーにまで展開して言ったのである。
民間企業では、考えられない事である、この様な感覚で国民の税金が湯水のように使われている現状を正すように言っているのだが、正す事をしない現政権に愛想を付かしているのが実態なのである。
特に財源をムダに食いつぶしているのは、必要の無い特殊法人をたくさん作って、そこにOBを天下りさせ、高給を払って雇い入れ、しかも国家が行なう公共事業に絡ませた利権構造を作っていたことは、国民側としては絶対に許すことの出来ない捨て金を放置している様なものである。
しかし、官僚側の人達は、自分たちの「特権」と思っているようで、そこが国民感覚と大きく掛け離れているところである。
民主党は、政権交代の必要性を唱えているが、国民も政権の交代は願っているが、必ずしも民主党に賛同して言っているのでは有りません。
いま、日本の政治は、官僚支配に寄って腐りきっています。其の体制を正し、中央集権体質を出来るだけ地方に委譲するように変え、外交的にはアメリカ一辺倒から離れ、独自の外交を世界に示せる「平和国家」を望んでいるのである。
今の各政党は、目先の国民受けするお題目を並べて、選挙に勝つことだけしか考えていないが、そうではなく、日本の政治体系を変える、改革を唱えたマニフェストを国民の前に提示し、国民に訴えることが第一で、選挙の勝ち負けはその結果で自然と表明される物である事を忘れてはなりません。
(えびなたろう)
経済対策を巡って与党内は混乱している。自民党内でも「財政再建派」と「景気対策派」が争っている。
両派とも次期の選挙を戦うに当って、今の状態では敗北は間違いないとの見通しから、選挙民に向って、受け入れられる好材料をマニフェストとして掲げて闘う事を第一に考え、「財政再建派」は国の財政運営を健全にする事を掲げ、現状では将来増税もやむなし、と言う説であるが、「景気対策派」は埋蔵金を使ってでも現状の景気低迷に梃入れをする事を第一に遣るべきだと提案している。
従って、野党が言っている、税金の無駄をなくして、効率の良い財政運営を掲げる面では「景気対策派」の方がやや積極的のように思われるが具体的には何も示されていない。
福田首相の「ムダゼロ政策」は口では言うが、目下の官僚機構の中で、官僚の反発を買わない程度に進めてゆこうとする程度の物で、其れこそ、口やかましい国民の口封じ的な誤魔化しである。
国民の大半は、目下の官僚機構の中では、「ムダ使い」に対する官僚の意識が、余りにも低い事が問題視されている、例えば、タクシー代にしても、タクシー券を一時廃止して、必要な時は乗車しても立替払いにして、後から現金で支払う制度にしただけで、10分の1程度に少なくなったと報じられている。
此れなどは、タクシー券と言う回数券のような物で、安易な感覚で使われ、それが、無管理状態で長年放置されていたから、有価証券的な働きを呼び、居酒屋タクシーにまで展開して言ったのである。
民間企業では、考えられない事である、この様な感覚で国民の税金が湯水のように使われている現状を正すように言っているのだが、正す事をしない現政権に愛想を付かしているのが実態なのである。
特に財源をムダに食いつぶしているのは、必要の無い特殊法人をたくさん作って、そこにOBを天下りさせ、高給を払って雇い入れ、しかも国家が行なう公共事業に絡ませた利権構造を作っていたことは、国民側としては絶対に許すことの出来ない捨て金を放置している様なものである。
しかし、官僚側の人達は、自分たちの「特権」と思っているようで、そこが国民感覚と大きく掛け離れているところである。
民主党は、政権交代の必要性を唱えているが、国民も政権の交代は願っているが、必ずしも民主党に賛同して言っているのでは有りません。
いま、日本の政治は、官僚支配に寄って腐りきっています。其の体制を正し、中央集権体質を出来るだけ地方に委譲するように変え、外交的にはアメリカ一辺倒から離れ、独自の外交を世界に示せる「平和国家」を望んでいるのである。
今の各政党は、目先の国民受けするお題目を並べて、選挙に勝つことだけしか考えていないが、そうではなく、日本の政治体系を変える、改革を唱えたマニフェストを国民の前に提示し、国民に訴えることが第一で、選挙の勝ち負けはその結果で自然と表明される物である事を忘れてはなりません。
(えびなたろう)