きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

靖国神社の参拝について

2008-08-16 11:21:23 | Weblog
靖国神社の参拝について      (008.08.16.)

毎年のように8月15日の終戦記念日になると靖国神社の参拝問題でもめている。
いろいろ理由を聞いてみても結局は、A級戦犯が合祀されている部分が歴史認識の中でどう捉えられているかで、意見が違うようである。

福田総理は最初から靖国神社へは参拝しないと表明し千鳥が淵の戦没者墓苑で献花し、政府主催の「全国戦没者追悼式」に参列する事にとどめたようである。

超党派で作る「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」では53人の議員がそろって靖国神社に参拝をした事を報じている。

「A級戦犯が祭られているから、靖国神社へは行かない」と言うことは、「全国戦没者追悼式」にはA級戦犯は慰霊の対象にはなっていないとでも言うのでしょうか。
この追悼式の慰霊の対象には。B・C級は無論のことA級戦犯も対象として祀られているのである。
違いは、靖国神社はで宗教法人であるが、千鳥が淵は無宗教だと言うことだけの違いである。

A級戦犯と言うのは、東京裁判と言う戦勝国の一方的な裁判で行われたもので、講和条約以後はすべて水に流すべきものである、これが講和条約の精神で、歴史的にも慣例になっている。
講和条約以前に東京裁判は行われ、A級戦犯の一部は死刑の判決を受けて執行されてしまっている。同じA級戦犯でも死刑にならなかった人は、その後日本の総理大臣にまでなった人もいるではありませんか。

日本の神道では死者の霊は全人格を祀るのではなく、死者の美しく尊い心の部分を神として祀るので、神として祀られたからには、「死者の悪事に鞭打つ」様なことはしないのである。

この辺が、外国人とは、考え方の違いであろうと思うが、われわれ日本人は古来からの伝統的な思想の上で、行ってきたのである。

靖国神社参拝が、中国人の「反日感情」を高めると言うのであれば、中国人に日本の神道の事を良く理解させる事が必要であるが、其れまでの間は、外交上の政治的な判断で首相の参拝を控えることには、仕方がないと思うが、本来は参拝すべきであると思う。

ともかく、毎年この様な事で、騒ぐのはおかしな事で、マスコミも少し騒ぎすぎるのではないでしょうか。
(えびなたろう)