パキスタンの今後は? (008.08.19.)
パキスタンのムシャラフ大統領が辞任を決意した事から、中東のテロ戦争に大きな影響が生ずる事が想定される。
アメリカのテロに対する、戦争に同調して戦ってきたムシャラフ大統領はブッシュ大統領にとって最も頼りにしてきた人物である。そのためにパキスタンへの経済援助も多額の資金を投じてきた。
したがって、パキスタンの経済建て直しには大きな貢献を残す功績もあるが、反面、1999年の軍事クーデター依頼、政権を掌握したムシャラフ氏は軍人でもあり、独裁的な政治手法が採られ、其れが国内批判を招いていた。それでも、国内政情不安の中で9年間君臨してきたのは、アメリカの援助が有ったからである。
今回、ムシャラフ大統領の辞任の背景には、アメリカのテロ戦争に対する姿勢が消極的になって来た事。
パキスタンとは、犬猿の仲にあるインドに、アメリカの関係改善が行われ、ムシャラフ大統領に取って、後ろ盾を無くした格好になった事が原因と思われる。
そして、更に大統領の国内に於ける立場は弾劾裁判に掛けると言う窮地に追い込まれ、さすがのブッシュ大統領も見切りを付けざるを得なくなったのである。
辞任に当たって、ブッシュ大統領も「名誉ある撤退」と賞して労を癒していたが、今後の対テロ問題はどのようになるのか不安が残るところである。
パキスタンは一応核兵器の保有国である、ムシャラフ政権のあとを継ぐ政権は、反米寄りの政権が想定されるだけに、核兵器の流出が、過激派に向かうことも考えられない事はありません。おそらく流出するのは避けられない、時間の問題と考えられます。
来年は、アメリカ大統領も変わり、オバマ氏が大統領になれば、中東に対する核の問題も、ブッシュの様な武力一辺倒で押さえ込むやり方は通用しないのではないかと思われる。
いま、中東の国々の人たちは、民間人でも反米的な国民が非常に多い様だ、新アメリカ大統領は、彼らとの話し合いを重視し、少しでもアメリカの信頼を取り戻す、活動をしながら対応しないと、「テロ戦争」は永遠に納まらないのでは無いかと思われる。
(えびなたろう)
パキスタンのムシャラフ大統領が辞任を決意した事から、中東のテロ戦争に大きな影響が生ずる事が想定される。
アメリカのテロに対する、戦争に同調して戦ってきたムシャラフ大統領はブッシュ大統領にとって最も頼りにしてきた人物である。そのためにパキスタンへの経済援助も多額の資金を投じてきた。
したがって、パキスタンの経済建て直しには大きな貢献を残す功績もあるが、反面、1999年の軍事クーデター依頼、政権を掌握したムシャラフ氏は軍人でもあり、独裁的な政治手法が採られ、其れが国内批判を招いていた。それでも、国内政情不安の中で9年間君臨してきたのは、アメリカの援助が有ったからである。
今回、ムシャラフ大統領の辞任の背景には、アメリカのテロ戦争に対する姿勢が消極的になって来た事。
パキスタンとは、犬猿の仲にあるインドに、アメリカの関係改善が行われ、ムシャラフ大統領に取って、後ろ盾を無くした格好になった事が原因と思われる。
そして、更に大統領の国内に於ける立場は弾劾裁判に掛けると言う窮地に追い込まれ、さすがのブッシュ大統領も見切りを付けざるを得なくなったのである。
辞任に当たって、ブッシュ大統領も「名誉ある撤退」と賞して労を癒していたが、今後の対テロ問題はどのようになるのか不安が残るところである。
パキスタンは一応核兵器の保有国である、ムシャラフ政権のあとを継ぐ政権は、反米寄りの政権が想定されるだけに、核兵器の流出が、過激派に向かうことも考えられない事はありません。おそらく流出するのは避けられない、時間の問題と考えられます。
来年は、アメリカ大統領も変わり、オバマ氏が大統領になれば、中東に対する核の問題も、ブッシュの様な武力一辺倒で押さえ込むやり方は通用しないのではないかと思われる。
いま、中東の国々の人たちは、民間人でも反米的な国民が非常に多い様だ、新アメリカ大統領は、彼らとの話し合いを重視し、少しでもアメリカの信頼を取り戻す、活動をしながら対応しないと、「テロ戦争」は永遠に納まらないのでは無いかと思われる。
(えびなたろう)
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