きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

今年の終戦記念日に思うこと

2008-08-15 13:19:34 | Weblog
今年の終戦記念日に思うこと      (008.08.15.)

今日は、63回目の終戦記念日を向え新たな「平和の誓い」を再認識する次第である。
当時私はまだ中学生であったが、学徒動員により愛知県半田の中島飛行機に於いて「彩雲」と言う海軍の偵察機を作っていた頃である。

米軍に拠る連日のB29による爆撃は次から次へと編隊を組んで、飛来し、半田市の上空を通過して名古屋市を片っ端から虱潰しに爆撃したのである(この攻撃を、米軍の「波状攻撃」と、「絨毯爆撃」と言っている)。
夜になると名古屋方面の空は真っ赤な硝煙に包まれていた。

それが、急に静かになり爆撃が止まったあの日に「天皇陛下から重大放送が発せられる」と言うことで、全員ラジオに齧り付いて聞いたのが終戦の詔勅であった。

最初は、何の放送か解らなかったが、敗戦を知らされ、一時は虚脱状態から、我々もどの様になるのか解らなかったが、連日追回されていた爆撃から開放され、戦争の終わった静けさをしみじみ味わった事は忘れられない瞬間だった。

今日は、其の日から63年を迎えたのである。

今年は、日本では洞爺湖サミットがあり、中国では北京五輪があり、その他、食料問題や燃料問題等々、世界規模での諸問題が山積し、世界の国々が、多かれ、少なかれ、関連している為に、各所でサミット会議が行なわれ、お互いが、協力強調して共生行く手段が最優先課題として取り上げられてきている。

この状況下に於いて、日本は世界から色んな面に大きな期待が持たれている。そして、我が国にもまた、どのような貢献が出来るかを提案するべき時代が来ているのではないかと思います。

戦後63年を経た、今日8月15日は、日本は戦争をしない「平和国家として」新たな誓いと同時に、今年こそ世界に貢献すべき日本を世界にアピールすることが必要であると思います。

ロシアのグルジアへの介入問題や、中国のチベット・ウイグルの問題等々、人道的観点から、基本的に民族の、文化や生活を尊重する姿勢が、共存・共生を育む平和の原点であるから、大国であると言えども、横暴を許さない国際的なルールを作ることが必要ではないでしょうか。

アジアに於ける大国の一員である日本は、米国に追随するばかりではなく独自の姿勢として、積極的に発言すべきであると思います。
(えびなたろう)


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