きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

難航する年金記録問題

2007-10-09 11:19:40 | Weblog
難航する年金記録問題      (007.10.09.)

舛添厚生大臣が、年金記録不備問題で、政府が約束をした、来年3月までに照合をして全員に通知するとした約束に対し、真剣に立ち向かっておられる姿は国民は大きな期待を寄せている。
その中で、5000万件のうち534万件の記録に氏名が記録されていない事が判明、今後の作業に大きな問題として、難航する事が予想されることから、舛添大臣は厚生省、社会保険庁だけではとても出来ないことであると判断されたようだ。

そのため、「政府の総力を挙げて取り組む課題だ」として、福田首相を長に「年金記録不備問題に関する関係閣僚会議」の新設を福田総理に提案された様だ。

この問題は、「来年までには照合を完了し、国民全員に通知をします」と安倍さん時代に簡単に約束された、国民は参議院選挙用に掲げた国民への空手形ではないかと、何度も、「本当ですか」の質問を何回も出していた問題でした。
民主党の長妻議員も疑問の声を投げかけていたが、野党の反対は当たり前で、実行する与党が言うのだから、「本当です」と言ってきた。

今になって、それらの言は、官僚達の「その場逃れの言い訳」であるように思えて、それに総理や、大臣が乗せられて、居たように思える。

舛添さんは、あの真面目な性格だから、自分で確認しようとして、「これは大変だ」と思われたのであろう。だから、今回の舛添提案が首相に出されたのだと思う。

だけど、この提案が福田内閣のもとで何処まで親身になって受け入れられるか、また各省庁も何処まで協力が得られるかは、大変疑問である。
結果は、官僚任せになって、舛添大臣は一人ミーラー化されてしまうのではないかと心配されるところだ。

今の日本の官僚政治の実態は、表面は、偽装と誤魔化しで、国民を欺き、裏面は、官僚天国で税金の無駄使いと、利権ネットの巣窟である。
国民は、国から「税金の振込み詐欺」に常に晒されている様なものである。

この様な状態は、北朝鮮や、ミャンマーと変わらない、一党独裁国家の姿とおなじで国の支配が、軍になるのか、官僚になるのか、自民党になるのか、だけの違いだ。

「生活者主権の国作りを目指す」活動を全国民が持たないと、この国は良くならない。

                       (えびなたろう)