きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

相撲協会の不祥事

2007-10-01 10:47:19 | Weblog
相撲協会の不祥事      (007.10.01.)

朝青龍の問題でも、国政問題に匹敵するニュースとして取り上げられ、相撲協会の対応に批判の目が注がれていたが、時津風部屋での序の口力士、時太山(17歳)が愛知県犬山市でけいこ後に急死した事件は、単なる稽古中の事故死ではなく暴行致死に至らしめた疑いがあると、愛知県警の捜査がはいる問題にまで発展している。

調べの経過から、時津風親方自身が、ビール瓶で頭を殴ったり、通常5分ぐらいでくたくたになるぶつかり稽古を、30分もやったり、その後兄弟子たちにも制裁するよう指示をし、遂に死亡させてしまった事実が判明した。

相撲の様な格闘技競技は、ある種の体力をぶつけ合った厳しい稽古は必要であるが、其れは、強い力士を育てる為の心・技・体の精神教育の一環で、根底には常に育てると言う愛の気持を込めた鞭でなければならない。

それを、一杯飲んだ勢いで、ビール瓶で頭を叩いて負傷させるとか、金属バットで殴るとかは、どう考えても愛の感情より、憎しみの感情があっての行動としか思えない。

相撲部屋での、親方と弟子の関係は親と子の関係と同じで、親方は一段上位の次元に立って弟子を見てやる、育ててやると言う気持が必要です。両者の間に憎しみと言う感情が入った時点では、親と子と言う次元の関係は無く、同じ次元の敵と味方関係になってしまい、そこには愛情と言う物はありません。
親方がその様な次元に成り下がったときは、もはや、親方の資格は無いのです。

相撲協会は、この所の不祥事を考え、協会のシステムの中で、理事長とは、どの様な次元にたっているのかを自覚し、相撲部屋の教育を考えなければいけないと思う。
理事長が、部屋の事は親方に任してあるからでは、責任を果たしているとは思いません。

また、文部省もこの一連のシステムの中で、文部省の置かれている次元の中で遣るべき事をちゃんと遣る姿勢を示す事が、必要で、大臣になったばかりだから、何も解りませんでは失格です。

第一、協会の理事長が、文部省に謝りに来ているテレビ映像では、どちらが謝っているのか解らない、文部大臣の方が、北の湖理事長に、ぺこぺこ頭を下げているではないですか、全く滑稽な姿で、福田さんどうしてこんな男を文部大臣にしたのですか。

それに横に居た副大臣、間違えて、相撲部屋の人かと思いましたよ。

                      (えびなたろう)