きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

小人の戯れ言

2007-10-03 11:15:08 | Weblog
小人の戯れ言      (007.10.03.)

年金保険料の横領問題で、舛添厚生大臣が「市町村の窓口は信用ならない」と発言した事に、鳥取県倉吉市長と東京都の武蔵野市長が抗議文を出したと言う。

抗議文の内容は、自分の市では不正が無いことを強調した上で、「市町村の窓口は信用できない」と言う大臣の発言を取り上げて、「現場職員の士気を損なう」とか「不用意な発言で年金行政全体の不信感をまねきかねない」等の抗議の文書を送ったと言うのである。

今回の、年金問題は、普通では考えられない役所の職員が保険料の記録ミスから始まり、集めた保険料を誤魔化して横領し、競馬競輪、仲間での飲み食い等に使っていたことが判明した事であって、地方を含む社会保険業務に関わる機関の窓口不信問題は、全国民から猛烈な批判の的に成っている国家的大事件なのである。

此れに対する、責任問題は、これに係わる組織内の人達は、悪事を、働く働かないに関係なく、全員が襟を正して、総反省しなければならない事は当然であります。

舛添大臣は、その矢面に立って、不正の撲滅に懸命になっておられる、国民からは今までに無い大臣として、期待を込めて迎えている大臣です。

倉吉市や武蔵野市では、不正が無いのは、其れはそれで良かったことで、舛添大臣の言は不正のあった市を対称にして言われており、無かった市に対しては、不正の起こる可能性に対して、良く注意し見直しをしてくれと言っているので、その様な受け止め方をする事が地方自治体の首長として、当然の責務ではないでしょうか。

舛添大臣も張り切っているから、多少の言い過ぎもあるかも知れないが、殊更、言質をとって、しかもマスコミを通じた、公開の場で、抗議文を出すと言う事は、むしろ国民からは、その本意は何処にあるのかを、疑わしく思いますよ。

地方の市町村も協力して、年金保険問題は国家の大事業であるから、早く正常な運営にすることが、最優先です。

                        (えびなたろう)