きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「話し合い」と「話の押し付け合い」とは違います

2007-10-15 11:55:22 | Weblog
「話し合い」と「話の押し付け合い」とは違います      (007.10.15.)

戦後60年を過ぎた、日本の外交は、世界に向けて、国際貢献を視野に入れた活動をしないと経済大国の一員としての勤めは果たせません。
今までの様な、アメリカの擁護のもとで、甘えているわけには行かなくなります。

その為に今の日本の憲法の下で、どの様な国際貢献が出来るか、世界から期待される国として、「平和の国」日本の意思表示を示して行かねばなりません。

日本には、9条と言う平和憲法が制定されています。戦争放棄を謳った世界の手本になる様な憲法で、この精神を変える事無く、国際貢献を遣る事が、最も重要な事なのです。

いま、世界では、色んな所で国家間の紛争があり、夫々各国の思惑があり其れが紛争の原因になっていますが、その仲裁に入って納める機能を果しているのは、アメリカでもなく、中国でもなく、ロシアでもなく、国際連盟であります。

だから現状では、国際連盟のもとで、活動をすることが世界から認められる国際貢献になるのです。だからと言って国際連盟の言うことが、至上のものでは有りません。
行動に、大義名分は立つが、行動の決定に対しては、自国の憲法の解釈の中で決断はその国がする事です。

この様な形で、国際貢献を行なうようにすれば、日本の外交も国内・国外、すべての情報をオープンにした中で実施できるのではないでしょうか。

インド洋での給油活動は、アメリカに加担した活動で、其れがイラク戦争に加担していたとなれば、日本の憲法の、集団的自衛権に抵触する憲法違反になります。
だから、遣っていても、遣っていないと言い張ったり、疑いが有っても納得する説明も出来ない、これではスカーとした国際貢献ではなく、日本の姿勢が何となく陰のある行動と受け取られる事になり、世界の信頼は得られません。

やはり日本の姿勢は国連中心の外交のうえで、賛否を明確にする事が基本でなければならないと思います。
以上の様なハッキリした行動の取れる外交を遣れるよう、自民党には、民主党と良く話し合われる事を望みます。

福田総理の話し合いは、先に「給油ありき」での話は、根本の所で喰い違っているから話し合いにはならないでしょう。そういうのは「話し合い」とは言わず。「話の押し付け合い」と言うのです。
                       (えびなたろう)