きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

今回の特定秘密法案に対して

2013-11-30 11:41:36 | Weblog
今回の特定秘密法案に対して       (2013-11.30.)

今回の特定秘密法案に関して今迄と違うところは、対象が国家公務員だけでなく一般の民間人にも適応範囲を広げ、教唆、扇動、共謀などさまざまな理由で処罰される可能性がある、と言う事で、其れが、「知る権利」に影響を及ぼし正当な行使を萎縮させる恐れがあると言う事である。

特に最近は、インターネット情報で、多数の人に情報が流れ、何かをアピールする行為が「漏えいを煽った」と受け取られ兼ねない事もある。今迄の秘密漏えいの処罰は「故意」に漏らした物が対象だったが、今後は、「ウッカリ・ミス」で流した情報も、処罰される恐れがある事だ。操作や監視の対象も広がる事から公務員は無論一般人にも慎重に成らざるを得なくなる。

特に報道機関の取材に関しては、慎重が厳しくなり其れだけに情報が明らかにされなくなる傾向が、却って知るべき公権力を持つ情報が知らされなくなると言う流れになってしまう。
将に時代に逆行する傾向に走る事に成るのではないでしょか。

早速参議院での審議が始まったが、「公務員と報道関係者の接触(国家公務員の倫理規定の問題)」で森雅子担当相の答弁も迷走している。

この問題は、充分時間を取って、審議が必要で、短時間で、通過を見込む与党の対応は批判されるのは当然であります。
(えになたろう)