きまぐれ発言

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日露、安保協力で一致

2013-11-03 10:54:23 | Weblog
日露、安保協力で一致      (2013-11.03.)

日露の両政府は11月2日都内の飯倉公館で「2プラス2」形式の会合を開き、中国の海洋進出を念頭に、海上自衛隊と、ロシア海軍が行って来た共同訓練を従来の捜査・救難からテロ・海賊対策に拡大するなど、安全保障分野の協力を広げて行く事で合意した。

日本側からは岸田文雄外相と小野寺五典防衛相が、ロシア側からはラブロフ外相とショイグ国防省が出席、防衛交流では、ソマリア沖海賊対策に参加している両国部隊が共同訓練を実施する事で合意し。サイバー攻撃対策で協議機関を立ち上げる事でも一致した。

この他両国は、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)など、アジア太平洋地域の安全保障に関する国際舞台で協力拡大して行く方針を確認、4氏の協議はその後のワーキングランチの中でも、北朝鮮の核・ミサイル開発など東アジア安全保障環境についても意見交換をしたと言う事である。そして、来年もまた、モスクワで次回開催する事を提案した模様である。

此のところ、中國側の海洋進出の傾向はロシア側も警戒する所で、日本政府としても米豪両国に次いで2プラス2の形式の協議をロシアと提携出来た事は大変有意義な事であり、中國に対しても大きな牽制効果を果たしと思う。

安倍政権は更に官邸を訪れたラブロフ外相に、領土問題にも解決に向けた意欲をしめし、今年8月に1度協議をしたままになって居る事をあげ、来年1月末から2月初旬第2回会合を開く事を提案合意を取り付けた。

領土問題は、4島全ての帰属確認など日本側の頑なに拒み続けている事が障害になって居る。しかし、安倍総理も、来年の2月のロシアにおけるソチ冬季オリンピックに合わせて訪露する意向で、其の前に次官級会議で合意する事を狙っているのではないでしょうか。

どちらに転んでも戦後60年間、両国で、拒み合っている領土問題、早く解決して、後に控えた大きな建設的な問題に取り組むことが両国に取っても、最も大切な事であると思います。
(えびなたろう)