きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

フィリッピンの台風被害

2013-11-15 07:29:12 | Weblog
フィリッピンの台風被害       (2013-11.15.)

台風30号が直撃したフイリッピン、日が経つにつれてその被害の深刻差は増大し避難者は1130万人とも言われている。死者も2000人を超え水や食料も不足している。

日本人の住人も連絡が取れず、日本大使館を通じて確認を急いでいるが、未だに十数人が不明である。日本からも国際緊急救援隊の医療チームが送られ、約10億円の緊急無償資金協力を決めている。自衛隊の援助隊も医療活動や物資の輸送等に当たらせている。

台風30号は今迄と違い、史上最高クラスで、竜巻のような暴風と5メートル以上の高潮が襲い8万戸以上の家屋が破壊され、将に「スーパー台風」の脅威を見せつけた。

フイリピンは1991年にピナツボ火山の噴火で120万人が被災した、しかし経済成長を目指す開発が優先され、防災対策は後手に回ったと言う。また、99年には台風や地震で2004年にはインド洋の大津波でも被害をうけ、日本からも協力に感謝され、そのお返しの意味も込めて東日本の震災にも手厚い義援金が寄せられている、アジアの隣人として御互いに助け合うのは当然の事である。

フイリッピンはベニグノ・アキノ政権の下で、安定を回復し経済成長路線に乗りつつ有るときだけに、今回の被害で、回復が遅れれば政権の不安定化に繋がる恐れもある。一刻も早く回復するよう国際社会も復旧や再建を支えなくてはいけないと思う。

此の所、世界的に異常気象が頻発している、此れも温暖化の影響で、海水温の上昇が、勢力の強い台風になって居る様だが、この様な被害に遭った時こそ、何を置いてもお互いに助け合う心が必要な事では無いでしょうか。
(えびなたろう)