「天安門テロ」国際調査を提言 (2013-11.06.)
中國が米国のCNN放送の「天安門車両衝突:テロリズムか、それとも絶望の叫びか」との見出しの記事に、猛烈に反論し、中国の中央テレビや環球時報が強く非難した。
その中で、10月31日英国BBC中國語サイトによると、28日に中國・北京市の天安門前で起きた車両衝突事件に付いて、世界ウイグル族組織を統括する機関である「世界ウイグル会議」のラビア・カーデル議長は国際的な独立調査を行うべきだと主張した。
28日正午ごろ、北京市天安門前の金水橋に車両が突入し、車に乗って居た3人を含む5人が死亡、40人が負傷した。北京市公安当局は、既に5人の容疑者を逮捕しており、死亡した3人の実行犯も含めて全員がウイグル人であるとしている。事件発生後、中國当局は新疆ウイグル自治区へ大量の武装警察を投入するなど、警戒を強めている。
「この事件はウイグル族に責任があるのでは」との質問にカーデル氏は「そうかもしれないし、そうでないかもしれない。中国政府が厳格に情報をコントロールしているので、現在の所は何とも言えない」と答えた上で、「今回の事件について独立した国際的な調査が行わなければいけない、中国人の説明が事実だとは言えない」としている。
また、ロイター通信の書面での取材に対し「もしウイグル人の犯行ならば、動機は絶望から来るものだろう。中国共産党の支配下では、ウイグル人に対する差別などの問題を解決する手段がないからだ」としている。
カーデル氏は「新疆ウイグル自治区だけでなく、チベットなど中国の他の地域でも同様の“絶望”は有る。ウイグル族だけの問題ではなく、中國全体の問題」として、「根本的な問題は、中國政府による植民統治および、言語、文化、身分、価値観、宗教信仰における文化的なジェノサイド(集団虐殺・無差別大量殺人)である。」と指摘している。
「中國政府は、新疆ウイグル地区の豊富な資源を欲している」「そして、警察当局によるウイグル人の監視活動が行われ、恣意的な逮捕や宗教の自由への制限が行われている。」
更に、彼らの信仰の中心人物である「ダライラマ14世」を追い出し、この地区に住むウイグル族の、生活環境(民族文化・言語・慣習等)を破壊しているのである、其れを、単に不法なテロ行為と結びつけて、武力による抑圧行為をおこない、其れに反抗したのが今回の事件に繋がったのではないでしょうか。
(えびなたろう)
中國が米国のCNN放送の「天安門車両衝突:テロリズムか、それとも絶望の叫びか」との見出しの記事に、猛烈に反論し、中国の中央テレビや環球時報が強く非難した。
その中で、10月31日英国BBC中國語サイトによると、28日に中國・北京市の天安門前で起きた車両衝突事件に付いて、世界ウイグル族組織を統括する機関である「世界ウイグル会議」のラビア・カーデル議長は国際的な独立調査を行うべきだと主張した。
28日正午ごろ、北京市天安門前の金水橋に車両が突入し、車に乗って居た3人を含む5人が死亡、40人が負傷した。北京市公安当局は、既に5人の容疑者を逮捕しており、死亡した3人の実行犯も含めて全員がウイグル人であるとしている。事件発生後、中國当局は新疆ウイグル自治区へ大量の武装警察を投入するなど、警戒を強めている。
「この事件はウイグル族に責任があるのでは」との質問にカーデル氏は「そうかもしれないし、そうでないかもしれない。中国政府が厳格に情報をコントロールしているので、現在の所は何とも言えない」と答えた上で、「今回の事件について独立した国際的な調査が行わなければいけない、中国人の説明が事実だとは言えない」としている。
また、ロイター通信の書面での取材に対し「もしウイグル人の犯行ならば、動機は絶望から来るものだろう。中国共産党の支配下では、ウイグル人に対する差別などの問題を解決する手段がないからだ」としている。
カーデル氏は「新疆ウイグル自治区だけでなく、チベットなど中国の他の地域でも同様の“絶望”は有る。ウイグル族だけの問題ではなく、中國全体の問題」として、「根本的な問題は、中國政府による植民統治および、言語、文化、身分、価値観、宗教信仰における文化的なジェノサイド(集団虐殺・無差別大量殺人)である。」と指摘している。
「中國政府は、新疆ウイグル地区の豊富な資源を欲している」「そして、警察当局によるウイグル人の監視活動が行われ、恣意的な逮捕や宗教の自由への制限が行われている。」
更に、彼らの信仰の中心人物である「ダライラマ14世」を追い出し、この地区に住むウイグル族の、生活環境(民族文化・言語・慣習等)を破壊しているのである、其れを、単に不法なテロ行為と結びつけて、武力による抑圧行為をおこない、其れに反抗したのが今回の事件に繋がったのではないでしょうか。
(えびなたろう)