きまぐれ発言

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スペイン裁判所、江沢民元国家主席に逮捕状

2013-11-21 08:58:15 | Weblog
スペイン裁判所、江沢民元国家主席に逮捕状      (2013-11.21.)

スペインの全国管区裁判所で19日、中國でのチベット族虐殺に関与した容疑で、江沢民元国家主席(87)、李鵬元首相(85)ら5人の逮捕状をだした。チベット族を支援するスペインの人権団体の告発を受けた措置で此れに対し中国外務省の洪磊報道官は20日の記者会見で、「強烈な不満と断固たる反対を表明する」と非難し両国関係に悪影響を及ぼす可能性が有ると警告した。

スペインの報道では、人権団体は2006年スペイン国籍を持つ亡命チベット人と共に告発していた。告発では1980年~90年代にチベット族に対し「ジェノサイド(大虐殺)や拷問などが行われた」と主張している。

他に逮捕状が出たのは、当時の国家治安局やチベットを担当する中国共産党の幹部3人。裁判所は5人が当時担っていた「政治的、軍事的な責任」を考慮した上、虐殺に関与した疑いがあると指摘した。

此れに対し洪磊報道官は「外国のチベット独立勢力は何度もデマを飛ばし中國政府を侮辱、攻撃し、中國との関係国家の関係を破壊しようと企ててきた」と主張した。スペイン側に「誤った決定」を変え、「中国との関係を損ねる様なこと」をしない様要求した。

スペインでは人道に関する罪に関しては、国外の事件であっても同国の裁判所に管轄権がある。98年にはチリ軍政時代のピノチェト元大統領がスペインの要請を受け英国で逮捕された。ただ、英国は当時、元大統領の健康を理由に身柄を渡さず帰国させた。

江主席らは中国国内にいる限り、実際に逮捕される事は無い。しかし告発した人権団体は今回の裁判の判断に付いて「大きな一歩だ」と評価している。

中國はこのほか、チベット人に対し治安部隊が発砲しているニュースもある、10月10日には海外メディアが報道し負傷者が60人以上出ているニュースで、この報道に付いても中国の外務省は事実ではない報道だと打ち消しているが、フランスのAFP通信などが人権団体の報道として報じている。

人権団体は「ここ数か月、治安部隊による暴力が増加し、激しくなって来ている」と訴えているが、報道官側は、「報道を見ておらず、状況は分からない」としたうえで、「虚偽報道」との見解を示して居る。
中國は国内報道は、厳しく管制を敷いているが、この様にニュースが漏れると言う事は、内部に相当な事件が起こっている事が想像される。
(えびなたろう)