きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「秘密保護法案」参議院では十分な審議を!

2013-11-28 11:23:39 | Weblog
「秘密保護法案」参議院では十分な審議を!       (2013-11.28.)

秘密保護法案は我が国に取って、必要な法案である事には、国民は否定していません、衆議院での審議が、充分尽くされて居ないまま、強行された事が、国民の不満を招いている。

なぜ、与党は急ぐのか、結局は、前回選挙で大勝した事に、力を得て、自分たちのスケジュールで全てを片付けて仕舞おうとしているのではないでしょうか。

幾ら数の力で、与党が計画を進めようと、国の運営には、その一つ一つに条件が異なるから、予め、与野党で、十二分な論議が必要であります。今回衆議院の採決は多分に疑問が残されたまま、拙速に採決に向かわせ、与党の数の力で、押し通してしまった、感は見逃せない所であります。

今回法案の採決に反対した人達も、決して「秘密保護法案」その物に反対しているわけでは有りません。細部の状況が解らなくて、採決しなかったり、態度の表明が出来なかった人たちも居るのです。

例えば、今度の法案で、一般の人が特定秘密の漏えいを共謀、そそのかし、扇動した場合、実際に情報が洩れなくても最高懲役5年の処罰を受ける。例え裁判になっても秘密の内容が明らかにされないまま有罪になる可能性がある。しかも、どの様な行為や事例が当てはまるのか、明確ではない。市民の情報公開請求に脅威を与えかねない問題である。

また、秘密の取扱者は、公務員だけでなく企業の労働者や提供者も含まれ民間人を含む企業の人事や異動に影響を与えかねない事になる。

また、秘密指定を検証、監査すると言われる第三者機関に付いても首相は設置すると言うだけで確約では無い上、独立性や設置時期は不明である。

前回までは、参議院の「ねじれ状態が」あったが今回は解消され、其れだけに「与党の横暴!」と言う事も言われている。

従って、今回、送られた、参議院側では、少なくとも充分な審議が果たされ、「抑制の府」と言われる役割を充分に果たしてもらいたいと思います。
(えびなたろう)