きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

資源を利用出来る迄の技術が必要!

2013-11-17 06:58:15 | Weblog
資源を利用出来る迄の技術が必要!      (2013-11.17.)

資源国と言って資源が産出する国は其れだけで、国の富を謳っているが、最近は其の資源が産出させるまで、また、産出しても利用できるまでの技術や、ルートを持っている国、または、其れを買ってくれる国があって、初めて“日の目”を見るのである。

シェールガスの埋蔵量はほぼ無限大に近く、アメリカではシェールガス革命に浮かれている。しかしその採掘には日本の技術が欠かせないのである。シェールガスの産出量に付いては、中國が世界一と言われている、しかし、その採掘技術は水圧を使った技法で、しかも深層での作業であるから、高度な技術が其れに伴う。幸い日本はその技術を持っていてアメリカと共同で開発を計画しているから、数年後には、“日の目”を見ることに期待が掛かっている。

また、その製品が世の中に出ても、それを買ってくれる国が有っての資源であるから、資源があっても宝の持ち腐れに終わる事だってあるのだ。

中國は、レアーアースで、世界一の産出量を誇り、其れを嫌がらせの材料として、日本に対し輸出を拒んだ、此れには日本も本当に困り家電輸出の低減を余儀なくさせられた事はつい先日のことであります。それが今日他国でも調達が出来るようになり、また、破棄された家電から、レアーアースの採取技術か確立化し、輸入をしなくても良い事に成った。
此のことは、幾ら産出国が中国でもレアーアースを買ってくれる日本、開発に技術提供してくれた日本、其れが、居なくなった事が、中国経済に影響を与え、かえって中国は、今困っている。

事ほど左様に資源国と言えども、それに伴う技術や買い手が居なければ宝の持ち腐れである。
石油の様に、其れ自体が誰でも使える商品であれば良いが、其れにプラス技術や売買ルートが無ければ、使えないと言う商品は、全く只の宝の持ち腐れに終わってしまう事に成る。

シェールガスは、先ず採掘技術が、次に買い手のルートが必要です。日本は資源こそ持たないが採掘技術と、自国が買い手である事は、アメリカがシェールガス革命だと喜んでいる所以ではないでしょうか。
天然ガスはソ連も産出国で、今はむしろ買い手を探している。プーチンが日本に協調的なのは、売り先の本命を狙って居るのではないでしょうか、しかも配管するパイプも日本に継ぎ目のないパイプが出来る技術は日本の得意商品んでもある。
こうした事を考えると、今後の日本の技術の先行きは、世界からの注目の的である。

日本はいま原発被害で、揺れている。小泉総理の「脱原発」の提唱は、今国を揺らしているが、私は「脱原発」に賛成で、直ちに原発ゼロにすると、電気料金に直ちに影響するから、原発に置き変わるエネルギーとして、シエールガスを使う事を目論み、「脱原発」を謳う事を明確にし、方向性を明確にすることは、必要では無いでしょうか。

10年も経てば、エネルギーも「買い手市場」に成るのではないでしょうか。今の資源国は、資源を持っているだけで、安心している時では無いと思います。今から、売り先を確立してルートを作っておかなきと、安く叩かれる事に成る。

そして、其の時代には、「原子力ゼロ」の時代になって居るのではないでしょうか。
(えびなたろう)