きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「壊しや」の小沢氏は何がしたいのか?

2010-08-28 11:05:24 | Weblog
「壊しや」の小沢氏は何がしたいのか?        (010.08.28.)

総理になれるチャンスは自民党時代から何回もあった小沢氏だが、その都度自分が表に出る事はせず、その陰に隠れて、批判的な発言をして、今日まで来た小沢氏、その異名は「壊しやの小沢」と言われている。

大政党であった自由民主党の幹事長を、歴代最年少の若さで就任し、竹下派当事、次期総理になる候補者、「渡邊美智雄・三塚博・宮沢喜一」の3人を次々呼びつけ「口頭試問」を行なったと言う辣腕を振るった話は有名である。

そして、自民党を飛び出してからも、次々新党を作っては、その潰しの張本人を遣ってきた人で、ある。そして常に彼の強気の姿勢を保っている物は「権力と金」の力でだけで、政治家として「政策面で精通している」と言うものは何もありません。(終始金集めだけです)

今回民主党に「政権交代」の大きなチャンスが与えられ、鳩山総理、小沢幹事長のコンビで、どこまで改革が行なわれるか国民は期待を持って見ていたが、鳩山総理の普天間移設問題の失敗と小沢幹事長の「政治献金疑惑」に対し、秘書3人が起訴されている実態に“知らぬ存んぜぬ”の一点張りで押し通し、検察審査会から、「不起訴は不当」であると結論がだされ、これに対する、本人の説明も無く、クリーンなイメージの民主党が金汚れの政党ではないかと言う事で、国民の期待が裏切られ、国民感情の中に「小沢嫌い!」が蔓延し支持率を急激に落としたのである。

その後を継いだ菅内閣は、再び「政権交代」を一からやり直す事で、「脱小沢」の姿勢で発足したのである。従って、国民は、一度失敗をした民主党政権だけど、「脱小沢」の姿勢に再度の期待を寄せたのである。

9月の民主党総会では、出直し民主党の挽回のためにも、菅政権を「挙党一致」で盛り上げ今度こそ「政権交代の実」を挙げることを期待していたのである。

然るに、小沢氏は、辞任して3ヶ月も経ないうちに代表選挙に立候補し、菅政権と真っ向から戦う姿勢を示した事は、国民の再度の期待をまたまた裏切るもので、殆どの国民は「小沢氏は何を考えているのか」と呆れているのではないでしょうか。

出馬の理由は、単に人事問題で、「小沢派が冷遇されている」と言うもので、国民国家の危機を乗り越える事なぞ何も考えていない事である。

小沢氏は、常に「権力と金」が握れるポジチョンに居なければ自分の存在感は全くゼロであるから、民主党設立のオーナーでもある鳩山氏を脅して、幹事長と、官房長官の職を代表選の取引条件に突きつけたのである。

無論菅総理も幹事長と官房長官が、自分の思う人材でなければ、菅内閣は魂を抜かれた「操り人形内閣でしかありません」。当然拒否するのは当たり前の事であります。
9月の代表選挙は、民主党内の選挙であるから、党員の思いが結果として表明されるので、その結果が国民の期待を裏切るものであれば、もはや、民主党には「政権交代」を担う資格も、国民からの期待も無くしてしまうのでは無いでしょうか。
(えびなたろう)