きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

今年の広島の平和記念式典

2010-08-03 11:53:15 | Weblog
今年の広島の平和記念式典       (010.08.03.)

広島市は29日に、8月6日、広島原爆の日の平和記念式典にルース駐米大使はじめ69カ国の代表者が出席する事を発表した。

今回は、国連の潘基文(バンキムン)事務総長の主席も予定されていて、今までになかったメンバーの列席に一様に関係者の歓迎の言葉が発せられている。

これもオバマ大統領のプラハの演説で、アメリカは核軍縮を目指して「行動する道義的責任がある」と述べたことから、「核なき世界」への決意を示す現れである。

先日、アメリカが核実験に何回も繰り返し使用した、ビキニ環礁が世界遺産に登録される事が決まった。この事は核の恐ろしさを何時までも忘れる事のないよう後世に伝え続ける上で、大変意義深いものがあると思います。

広島市の秋葉忠利市長は、今回の式典を「世界的な出来事」と受け止め警備体制も昨年より強化し935人の警備体制で、万全を期す構えである。
また、潘基文事務総長の出席を含め韓国からの参加者が大幅に増える模様である。

世界の動きは、核ともども、戦争に対する、悲惨さを夫々が強く認識するようになり、国際間の軋轢も際どい所まで言っても、国際社会の良識が、抑止力として働いている事は、前世紀とは違うものを感じる。

韓国の哨戒艦沈没事件でも日米韓の姿勢と北朝鮮の姿勢では180度違い、半世紀前なら戦争に突入していても可笑しくない情勢であったが、国際間の良識が戦争回避に走らせ、抑止力に繋がっている。

それだけ、100年前と近代では、明らかに国際的な良識に各国の自制が働いている。そして地球規模での困難に、協調しようとしている。それが、環境問題であり、食料問題であり、エネルギー問題であり、世界経済危機問題である。

人類はそれだけ、賢くなったと考えるべきではないでしょうか。
(えびなたろう)