きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

菅総理への期待は真の「政権交代」だ

2010-08-01 11:38:55 | Weblog
菅総理への期待は真の「政権交代」だ      (010.08.01.)

朝日新聞が行った参議院選挙後の世論調査で、菅総理の辞任問題で、「辞任すべきだ」と言う人は17%で「辞任の必要はない」が73%であった。

野党と民主党内の小沢派からは大敗の責任を取って「辞めるべきだ」の声が出ている。特に民主党内からは同じ党内で、しかも1ヶ月前に皆で選んだ代表を辞めさせようと言う声は、自分が言っているのか、誰かに言わされているのか疑わざるを得ない。

日本は世界からも1年以内の短命内閣が常態で、疑問を持って見られているが、今回もまたもや菅内閣が短命に終わるのかが心配された。
しかし、朝日の世論調査で、菅内閣の支持率低下にも拘らず「辞任の必要がない」と答えた人が73%もいた事に、国民の気持ちは、今なおこの国の政治改革を強く望んでいる事が読み取れる。

過去、安部・福田・麻生・鳩山の4名は、急激な支持率の低下で、国民の調査からも辞任はやむを得ない、という所まで追い込まれての辞任であったが、菅総理の場合は、主としてその前の鳩山・小沢コンビの政権が、国民の期待を裏切り、利権・献金がらみのグレーな政権の姿に、「政権交代」への期待が大きく覆されたからである。

そして、その元凶とも言われた、小沢離れを宣言しての菅内閣の発足であるから「今度こそ本当の「政権交代」の期待が出来る内閣かとの思いが有権者の間にあったのではないかと思われる。

従って、菅総理は「ねじれ国会」になろうとも、この国を変える、政策を次々と掲げて、公開の場で議論し、反体政党の為に実行が出来なくても、「ねじれ」の為であれば、世論は正しく判断し、次回の選挙で、結果を出せばよいことである。

ここへ着て、小沢派は、「菅内閣は改革に逆戻りしてりる」と言う批判の声を上げていると言うことだが、小沢氏こそ菅内閣の改革に足を引っ張っていると国民は思っているのである。

その証拠に、「政治と金」の問題で、あれだけ支持率を下げた責任は全て小沢氏でありこの問題で、国民にきちっとした説明がない限り、国民は納得しないと思います。
(えびなたろう)