きまぐれ発言

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小沢氏に離党勧告!

2010-07-17 10:45:14 | Weblog
小沢氏に離党勧告!        (010.07.17.)

昨日民主党本部で開かれた参議院選挙総括のヒヤリングで、今回の大敗の責任を明確にするため、小沢一郎前幹事長の政治資金問題、拡大路線を取った選挙対策の失敗等々離党に値するとし、
また、前原誠司国交相も小沢氏の政治資金問題で衆議院政治倫理審査会に出席して自ら説明するべきだと言う考えを示した。

特に牧野氏は枝野幹事長に小沢氏が自発的に離党しない場合は党として離党勧告を求めるべきであると強く迫っている。

確かに今回の選挙を通して、党内協力一致を乱した最大の原因は、小沢一郎氏の政治資金問題の疑惑が最も大きく、クリーンなイメージが売り物の民主党にとって、一番国民の期待を裏切った行為であった。

しかも未だに検察審査会の判断では、不明確な疑惑が存在する間は、不起訴処分は不当であると前回の第5審査会の結論と同じく、第1審査会でも出されている。国民はこの判断を最も信頼し検察庁が、通り一片の法律論議で、明確な法律違反の判断が認められないと、不起訴にした事に不満を表明しているのである。

そして小沢氏は、検察が「起訴しない」と決めた事は、「自分は潔白である」と認めた事として自分の秘書が3人も逮捕されていても「我れ関せず」で押し通そうとしたのである。

国民は政治家がこの様な感覚に対し断固とした反対を表明した事が民主党の支持率を大きく下げた原因で、普天間基地の失敗よりも最も重大なことなのである。

菅総理や枝野氏は、一度は謹慎の意を表明した者として、辞任した彼に、更に後追いする事はせずに済まそうとしたが、本人の気持ちは謹慎どころか、鳩山総理に辞めさせられたとの思いで、再び菅執行部を批判し、9月総会には、菅総理をひっくり返す勢いを見せている。

民主党の参議院選大敗の原因は、一にも二にも小沢氏の存在が原因で総括ヒヤリングの結果は、鬱積した党内での「反小沢勢力」が爆発した結果であると思われる。

菅氏は、それでも事を穏便にと、「小沢氏に詫びたい」と申し入れているが、小沢氏は、何処へ行ったのか不明で、公的な場所へ1週間も姿を現さないと言うとで、長老の渡辺恒三氏も「国会議員は公人で、プライベートはない。出てこない事自体が批判されるべき」と批判している。

9月の代表戦を控えて、民主党内も「小沢派」と「反小沢派」の戦いは、どの様になりますか、行方によっては、政界再編の起爆に成るのではないでしょうか。
(えびなたろう)