きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

参議院選、民主党の大敗

2010-07-12 11:30:19 | Weblog
参議院選、民主党の大敗        (2010.07.12.)

今度の選挙の敗退は、鳩山・小沢の8ヶ月の政権評価が原因です。
菅さんが総理になる事で、低迷した支持率を挽回し、改めて「政権交代」のやり直しをする選挙になるのか。
又は、8ヶ月の実績をみて、「ねじれ国会」になっても今までの民主党に「NO」のお灸を据える選挙になるのかを問う選挙だと思っていました。

私は、それでも菅さんが行った、反小沢人事体制で、やり直しに意欲を燃やしていた事に期待していたのである。
所が、謹慎中である筈の小沢氏が消費税反対の執行部批判を発言し、その消費税問題が国民に大きな誤解を与えて仕舞ったようである。

菅さんの消費税論は、今すぐ上げるものではなく、今から議論して置く事が必要だと言っているだけで、その前に「国民納税番号制度」の導入を行い国民の所得を明確に把握出来るようにしてから消費税を上げようと言う低所得者への「逆進制」を配慮した消費税問題を言っているので、この事が完全に抜けた消費税論義が伝わっている。

そして、それらを含めた色んな消費税論の選択肢の中から、どれにするかを先ずは討議
しようと言っているので早くても3年先の事を言っているのです。鳩山総理も衆議院4年の任期中には上げませんと言っていることと同じであり、国民には即、消費税アップの誤解があった様に思います。

今更悔いても仕方が無いが、今回の敗北は、今後の政局に大きな混乱を招く恐れがあります。
一番問題なのは、9月の民主党総会です、此処で小沢が再び出てくるようだと民主党の内部分裂に繋がります。(早晩起こる問題ではありますが。)

「みんなの党」の連中は、「公労協」「日教組」が嫌いですから、民主党が分裂する時期を狙っているのではないでしょうか。

今の民主党で、「公労協」「日教組」系を除けば、みんなの党や自民党や無党派層の中から新しい、改革を望む、人達が相当集まるのでは無いかと思います。
どうやらその方向に動く機運が出てきたように思います。

いずれにしても、菅総理の手腕が問われるところで、どの様に手綱を引くのかが今後の国の行方と彼の政治生命が掛かっている。
(えびなたろう)