きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

今日、参議院選の投票日

2010-07-11 11:48:42 | Weblog
今日、参議院選の投票日     (010.07.11.)

第22回の参議院選挙は今日投票が行われる。果たして、民主党の安定政権が誕生するのか、過半数に達せず「ねじれ国」会になるのかが、問われる、難しい選挙だ。

民主党には、先ずは「政権交代」が期待されて国民の支持を受け、昨年衆議院選挙で大勝し鳩山政権が発足したのである。

しかし、鳩山政権は、「政治とかね」の問題と、「普天間基地移転」の問題で、つまずき、民主党のクリーンなイメージとは程遠い期待はずれのスタートで、8ヶ月間で大きく支持率を落とし国民の期待を裏切ってしまい、菅政権に代わったのである。
従って今回の選挙は菅政権に対する、国民がどの程度評価するかが問われる選挙である。

菅政権に付いては、まだ評価するまでの実績がないから、国民は戸惑っているが、発足の人事で、今までの小沢幹事長支配の民主党から反小沢色を濃厚にした人事は支持率を急上昇する傾向を見せた事に国民は、今度こそ、「政権交代」を実現してくれる内閣の発足かと期待したのではないかと思われた。
そして、はっきりと「小沢さんには当分大人しくして欲しい」と言う発言に国民の支持の傾向が現れている。

しかし、その後になって、再び小沢氏が動き出し、執行部批判を鮮明にして来た事からマスコミ報道も菅政権の今後に疑いを持つような報道になり、国民にも動揺が見られ、参議院選挙を前にして、若し民主党の過半数割れが生じれば、再び「ねじれ国会」の状態になることが予想される。

9月には、民主党の総会があるから総会後の小沢氏の出方によっては、もはや民主党には「政権交代」の夢は望めないことになる。その分かれ道に立っているのが今回の参議院選挙ではないでしょうか。

民主党には、もともと、「公労協」「日教組」と言うバックがいて、政権奪取までは表面に出ることなく、大人しくしていたが、此処へ来て、表面に出てくる体制が強くなれば、民主党自身の分裂にもなり兼ねない情勢である。

今回の選挙は将にどちらに転がるかの別れ道の選挙だと思われる。
菅総理の「消費税」に付いての発言は、今の財政事情ではどちらに転んでも「消費税」問題は避けて通れないので、その場合の「逆進性対策」として今から論議を進め、早くても3年後からは10%程度のアップ行い、それに伴う逆進制対策として納税番号制を実施するスケジュールを発言しているので、管さん自身は当然長期政権の維持の中で改革を進めて行こうとしているのである。

野党の小さな中傷や批判にとらわれて、有権者が、若し「ねじれ国会」の方に票が流れるような事になれば、再び、長い閉塞状態を覚悟しなければならない時代が続く事になるだろうと思う。
(えびなたろう)