きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

米ロの核軍縮条約に調印

2010-04-09 10:38:06 | Weblog
米ロの核軍縮条約に調印       (010.04.09)

昨日(8日)チェコの首都プラハでオバマ米大統領とロシアのメドベージェフ大統領が昨年12月に第1次戦略兵器削減条約が失効したことに対して、新たに核軍縮の条約の話し合いが行なわれ、昨日、新核軍縮条約の調印が行なわれた。

条約の内容は、1)今までの核弾頭総数を7年以内に1550に制限すること、2)ICBM(大陸間弾道弾)とSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の発射装置、核搭載可能な重爆撃機は800までとする、3)現地調査と弾道ミサイルの飛行実験データーの交換、4)条約有効期間は10年、5)条約発効には米上院、ロシア国会の批准が必要、と言う事である。

此れによって、今までより更に軍縮に向けた話し合いが、世界の核保有2大国によって合意できた事になり、国際的な平和志向の道筋を付けたものとして受け止められている。

そして、遂にはオバマ大統領の提言している、「核兵器の無い世界」にする事であるが、其の時こそ世界の各国が「宇宙船地球丸」の乗組員として平和を享受する事が出来ると思うのだが、其れまでには、お互いの戦争よりも、地球規模の環境汚染に対抗する事の方が、大変なのかも知れない。

今年も、各国首脳が集まるサミットの中で、地球規模での共生の道が話し合われると思うが、日本も国際貢献の中で、何が出来るのかを、表明する必要があると思います。

そのためにも、国内問題が、余りにも子供染みた、与野党のいさかいが続いているようでは話にならないのではないでしょうか。
ピーター・ドラッカーが「変化の時こそ基本と原則に立ち返れ!」と言っている。我が国の「政権交代」と言うのは、将に基本と原則に立ち返って、全てを見直す事である。
(えびなたろう)