きまぐれ発言

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麻薬密輸に死刑執行の中国

2010-04-07 12:23:00 | Weblog
麻薬密輸に死刑執行の中国       (010.04.07)

麻薬密輸の罪で中国に逮捕された日本人が、中国の法律に則って死刑の執行が行なわれた。
中国にして見れば、当然中国の法律に従い中国国内で侵した罪は中国の法律が死刑に相当する物であれば死刑を科することになる。しかし、罪を犯した被告は日本人であるから日本国の政府としては日本の法律に従った判断で罪の度合いの差を懸念の材料として一言不満を述べるのも当然の事である。

しかし今回の死刑執行に当っては、中国政府も、執行前に日本の外務省に伝え、日本側も刑への懸念を表明する機会を与えて居る事は、今までに無い中国の日本への配慮を伺わせている。

死刑執行の度合いに付いては、各国によって大きな違いがある。其れは今回のような麻薬の密輸による物は、国によって大きな社会的、経済的、国際的な問題に波及する影響があるだけに、当事国としては断固とした、高い刑罰を科する国とそうでない国とがある。

従って、日本と中国との麻薬に対する、厳罰度の厳しさの違いが懸念される所であるが此れはやむを得ない物であるとしなければ成らない。むしろ中国の日本に対する外交上の配慮が今後の日中関係に、お互いの立場を尊重した話し合い関係になる事を“良し”としなければいけないと思う。

中東での麻薬の横行は、国際社会を乱す大きな問題に成っている。明確な事は分かりませんが、テロを起こしているアルカイダの資金の源は、「ケシの栽培による麻薬」にあると言われ、栽培製造された麻薬は、裏のルートを使ってアメリカが大量に購入しているとの事である。

アメリカ軍がアルカイダと戦っている裏には、アメリカ国内の麻薬消費者によってアルカイダが資金援助されていると言う可笑しな関係で、人道的な正義に反する悪のループを作ってエンドレスに終わりの無い無意味な戦争を続けている事では無いでしょうか。

麻薬と言う魔の力が、国を滅ぼし、民族を滅ぼす事を真剣に対応する為には、麻薬の絶滅を国際的な立場から、「核兵器」と同じ様に、強い対策を立てることが必要では無いかと思います。
(えびなたろう)