きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

今日から年度替り

2010-04-01 14:25:04 | Weblog
今日から年度替り       (010.04.01)

今日から新年度になり民主党の新しい2010年度のスタートと言うことになる。新年度予算は92兆円と言う今までに無い高額な予算を組まざるを得ず、歳入額を上回る国際発行が行なわれ、今までに無い財政赤字でのスタートとなった。

此れも、過去半世紀に及ぶ、自民党政権下の放漫な財政投資による赤字の累積が齎したもので、国民が、国民の意思で「政権交代」の道を選び民主党に託したのも、先ずは、放漫投資の税金の垂れ流しを食い止める手立てに期待しているのである。

しかしながら、税金の無駄使いは、永年の間に、いたるところで、行なわれ、公共事業による談合や、随意契約だけでなく、天下りや、渡り、人件費に付いても民間と比較して多額の税金を喰い潰している。

更に最近は地方自治体に於いても府県単位で、多額の「隠し金」の問題が発覚している。
岐阜県では12年で17億円、愛知県では8年で14億円、神奈川県では7年で28億円、千葉県では6年で40億円と驚くべき金額だ。
おそらく其の他の県でも、殆どが隠し金を持って居るのではないでしょうか。

隠し金の手口は、物品購入時に架空の請求をさせて、その費用をプールする「預け」が主流で、別の品物を購入した様に見せかける「差し替え」、納品前に支払う「先払い」、随時納入させて後で支払う「一括払い」等々で、習慣的不正経理の代表的な手口で行なわれている。

これ等の不正のチェックは、殆どが内部監査事務局が行なっており、中には、総務部に特別監査室を作って抜き打ち検査を実施していると言うが、所詮は内部での監査であるから十分とは言えず、一部人間の処分はするが、他は隠蔽されるケースで終わている。

役人の不正のチェックは、必ず、第三者による、外部機関のチェックが必要で、この面でもシステムとして、不正の起こらないチェック体制が必要であり改革が必要である。

民主党には、政権交代によって改革を期待する国民の大きな願望があるだけに、信念を貫く強い姿勢で臨んで欲しいと思います。

今月には、事業仕分けの第2弾を枝野行革担当大臣の主導で行なわれるが、公益法人や独立行政法人は、税金無駄使いの本丸と言われている所です。

決して、功をあせらず、時間を掛けても、無駄金の徹底した削減を行なってください。
「無駄」に対する意識も、国民と官僚では、大きな差異があります。その辺を全て、オープンにすることだけでも、改善に繋がる流れが全自治体に広がれば良いと思います。
(えびなたろう)