きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

民主党のマニフェスト発表

2009-07-28 12:06:21 | Weblog
民主党のマニフェスト発表        (009.07.28.)

民主党のマニフェストが発表された。「五つの約束」として掲げた項目は。
「無駄づかい」「子育て」「年金」「地域主権」「雇用経済」であるが、どれを取っても国民が最も望んでいる項目ばかりで、与党がまったく遣ってこなかった問題ばかりである。

だから、野党のマニフェストとしては当たり前の項目ばかりで、特に目新しいものではありません。
では、なぜ現政権(自民党・公明党)は、遣ってこなかったのでしょうか。

それは、「遣ってこなかった」のではなくて「遣れなかったのである」。全てを官僚に任せているから、財源がないからと言って、“子育て”の補助金を減らす、“年金”の管理は出鱈目だから、記録の不備や間違い、更に改ざんまで遣って、未だに整理が付いていない。

“地域主権”の問題は、官僚の言いなりになっているから、全国の知事会から猛反発を喰っている。
“雇用問題”も未だに最悪の失業率で、子供を持つ親は学校の授業料も払えず、学校を辞めると言う悲劇を生んでいる。

それで居て、政府は「経済環境は下げ止まった」と言って、全く国民の生活実情を省みない。
支持率低下を来たすのも当たり前の事である。

政権与党は、民主党のマニフェストを「財源の裏付けがない無責任だ」と言うのが唯一の攻撃材料にして反対するが、国の必要な政策は、財源があろうと、無かろうと、遣らねばならない事で、其のために「無駄使い」の問題を第一に掲げているもので、国民の期待もこの一点に大きく掛かっているのである。

今まで官僚支配の政治の中で、どれだけの無駄使いが指摘されたか、数え切れないほど指摘されて来たではないか、其の根源は、天下りや渡りによる数兆円以上にのぼる無駄使いが指摘されて来たではないか。

今の政権与党は、其の部分に全く手を付けず、不足になれば税金の値上げだけを主張している。
この違いが、今回選挙の争点に成っているところであります。

自民党政権では、これ等の必要政策が遣れない「根源」は族議員の存在にあります、「族議員の存在」が官僚主導の政治を作り上げ、この国を喰い物にしているのであります。

民主党の鳩山代表は今回の選挙に対して、「歴史的転換点にいる。単に長期的自民党政権に終止符を打つと言う小さなものに留まらない、明治維新以来、徐々に力をつけて来た官僚主導の政治に対して、国民の皆さんが主役になる政治を何としても作り出して行かねばならない」と述べている。

国を喰いつぶす、族議員のボスには、刺客を送り議席から落とすことを考えている。次期選挙には、何処まで国民がそれに応える事が出来るかが、問われる重要な選挙である。
(えびなたろう)