ARF会議閉幕 (009.07.24.)
タイのプーケットで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)会議は23日に開かれ、北朝鮮の核実験を巡る議論が白熱した中で、議長声明が発表されて閉幕した。
議長声明の骨子は、
1)数カ国が北朝鮮の核実験とミサイル発射を非難、国連加盟国に国連安保理の北朝鮮制裁決議の履行を要求。
2)6カ国協議の早期再開を含めた関係国の対話、協力を支持。
3)ミャンマー政府にアウンサンスーチーさんを含めた全政治犯の釈放と彼らが参加できる2010年選挙の公正な実施を要求。
以上である。
アメリカの北朝鮮への態度は、始めから一貫していて、北朝鮮が非核化に応じれば米朝正常化を含む「包括的な見返りを与える」というもので、此れに対して、北側が多少とも魅力ある態度を示すのであれば、会談の内容も進展するものと、期待が持たれていた。
しかし、北朝鮮は、会議に参加させたのは、外務大臣ではなく大使級の人材を送っている。其ればかりか、北朝鮮の外務報道官はヒライー・クリントン国務長官に「全く知性が感じられない」と批判し「時には小学校の女子児童のように、時には市場に通う扶養を受けるべきおばさんのように見えたりする」とちゃかした様である。
此れに対し、クローリー国務次官補は「知性が無い事とは北朝鮮政府が歩もうとしている道の事だ。行き詰まりを見せており、北朝鮮の人々を惨めな未来に追い込もうとしている」と反論している。
クリントン長官も「彼らは注目に値しない」と言っている。
この状態では、全く話し合いにならず、何を言い、何を遣ろうとしているのか、解からない北朝鮮には無視する以外には方法がないのかも知れない。
北朝鮮は、益々孤立を強めるだけで、ブッシュ大統領の様に、危機を煽り、瀬戸際手法の外交で、相手に成ってくれれば、北もそれに乗っかって、有利に運ぼうと言う魂胆だが、オバマ外交は其の手に乗らない態度で、子供と大人の喧嘩の状態である。
北朝鮮は、すべての道理は、「武力がベスト」と言う考えで、核を持っている事だけが、彼らの唯一の頼りにして強がりを言っている。今までその強がりが上手く行ったからである。
北の国内問題も、ただでさえ、混乱の要因を抱えているが、今の状態では放置する以外に方法は無い、いずれ、自滅するのではないかと思われる。
ミヤンマーの軍事政権と良く似ている、彼等も、いずれ自滅の道を行くものと思われる。
(えびなたろう)
タイのプーケットで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)会議は23日に開かれ、北朝鮮の核実験を巡る議論が白熱した中で、議長声明が発表されて閉幕した。
議長声明の骨子は、
1)数カ国が北朝鮮の核実験とミサイル発射を非難、国連加盟国に国連安保理の北朝鮮制裁決議の履行を要求。
2)6カ国協議の早期再開を含めた関係国の対話、協力を支持。
3)ミャンマー政府にアウンサンスーチーさんを含めた全政治犯の釈放と彼らが参加できる2010年選挙の公正な実施を要求。
以上である。
アメリカの北朝鮮への態度は、始めから一貫していて、北朝鮮が非核化に応じれば米朝正常化を含む「包括的な見返りを与える」というもので、此れに対して、北側が多少とも魅力ある態度を示すのであれば、会談の内容も進展するものと、期待が持たれていた。
しかし、北朝鮮は、会議に参加させたのは、外務大臣ではなく大使級の人材を送っている。其ればかりか、北朝鮮の外務報道官はヒライー・クリントン国務長官に「全く知性が感じられない」と批判し「時には小学校の女子児童のように、時には市場に通う扶養を受けるべきおばさんのように見えたりする」とちゃかした様である。
此れに対し、クローリー国務次官補は「知性が無い事とは北朝鮮政府が歩もうとしている道の事だ。行き詰まりを見せており、北朝鮮の人々を惨めな未来に追い込もうとしている」と反論している。
クリントン長官も「彼らは注目に値しない」と言っている。
この状態では、全く話し合いにならず、何を言い、何を遣ろうとしているのか、解からない北朝鮮には無視する以外には方法がないのかも知れない。
北朝鮮は、益々孤立を強めるだけで、ブッシュ大統領の様に、危機を煽り、瀬戸際手法の外交で、相手に成ってくれれば、北もそれに乗っかって、有利に運ぼうと言う魂胆だが、オバマ外交は其の手に乗らない態度で、子供と大人の喧嘩の状態である。
北朝鮮は、すべての道理は、「武力がベスト」と言う考えで、核を持っている事だけが、彼らの唯一の頼りにして強がりを言っている。今までその強がりが上手く行ったからである。
北の国内問題も、ただでさえ、混乱の要因を抱えているが、今の状態では放置する以外に方法は無い、いずれ、自滅するのではないかと思われる。
ミヤンマーの軍事政権と良く似ている、彼等も、いずれ自滅の道を行くものと思われる。
(えびなたろう)