きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

東京都議選、自民大敗

2009-07-13 12:35:21 | Weblog
東京都議選、自民大敗       (009.07.13.)

衆議院選の前哨戦としての東京都議選が昨日投票され、午後8時半から開票が始まった。

1時間経たないうちに出口調査の情報がテロップに入り、民主党の「過半数獲得がほぼ確実」と言うことである。
確かに、他党に誰も当確者が居ないのに民主党には、次々と当選確実者が数を増やしている、素晴らしい出足だ。
投票率も前回を大きく上回る54.5%と50%台に乗せている。

結果は 
民主党 :立候補 58名・当選 54名
自民党 : 同  58名・当選 38名
公明党 : 同  23名・当選 23名
共産党 : 同  40名・当選  8名
ネット : 同   5名・当選  2名
社民党 : 同   2名・当選  0名
諸派  : 同  13名・当選  0名
無所属 : 同  22名・当選  2名
であった。

自民党は相当なショックを受けているようで、40年間続いた第一党の座を明け渡したのである。

此れは明らかに新しい時代に入った事を示している。特に今まで1人区が7箇所あって自民党の独占が続いていた所が、6対1と6箇所を民主党に明け渡している。それも民主党の新人が、自民党の超ベテランを下しての勝利で、明らかに有権者は“変化”(チェンジ)を望んでいる。
公明党は23人の候補者、全員の当選で、創価学会と言う組織力の強さを表明している。

麻生総理は、「都議選の結果は、国政には影響がない」と強気の姿勢を崩していないが、自民党内の混乱は、「麻生総理では勝てない」と言う声も多く、自民の党首を再び変えて選挙に挑む考えの人も居るようであるが、国民の望む「チェンジ」は、党首の首ではなく「官僚支配による国のあり方」の「チェンジ」なのである。

その辺を、全く勘違いして、なりふり構わず、金のばら撒きと、人気のあるタレントの利用等々、国民の目を誤魔化そうとしている。

第一、選挙を前にして、国民に示す「マニフェスト」も未だに示されていないではないか。
選挙の基本のところで、完全に野党から遅れを取っている事に自民党幹部は気が付いていないのであろうか。
 世襲議員の多い自民党には国民大衆の「心の中」は、読めないのかも知れない。
(えびなたろう)