きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

鳩山代表「事務次官会議」の廃止発言!

2009-07-27 14:23:21 | Weblog
鳩山代表「事務次官会議」の廃止発言!        (009.07.27.)

鳩山代表は、民主党政権になった場合には、閣議前に開かれている、事務次官会議を廃止する考えを明らかにした。

事務次官会議と言うのは、以前、菅直人氏が厚生大臣の時に、初めて閣議と言うものに出席して、閣議で討議される内容が、一時一句事前に各省庁の事務方のトップである事務次官によって、「事務次官会議」が開かれ、其の中で、すべてが決められ、其れが閣議に提出されて、「閣議では其の内容を単に承認すると言うものであった」と官僚主導の政治の在り方に疑問を述べていた事が在ります。

しかし、政権与党の永年の慣行によって行われてきた事で、菅氏は何時かは、この点を改正しなければ、「この国の政治は、官僚支配の国になってしまう」と訴えていたのである。

鳩山代表は、其の事を、新潟市内の街頭演説で取り上げ、民主党が政権を取れば、その様な事務次官会議を廃止すると述べたのである。

菅代表代行は、其の他、閣議の議案に対しての事前根回しも今は官僚が遣っている、本来は政治家が遣らねばならない事だ、と述べている。其の為には、政治家自身が良く勉強して、事の本質を良く理解していないといけないとも述べている。

全く其の通りだと思う。今は、各大臣に、夫々副大臣が付いており、更に多数の秘書官が付いているのだから、官僚ばかりの言う事を聞くのではなく、国民の意見を広く聞き入れるルートを持たなくては、いけないと思います。

今までの与党政権では、大臣は殆ど官僚の言いなりの“お飾り人形”で、発言も官僚の書いたものを読んで発言をしている、だから事務次官から見放された大臣は、浮いてしまったデクノボウに過ぎない。

民主党の掲げる政権交代の主目的は、官僚主導から政治主導(国民主導)の政治にする事であるから、其の第一歩が「事務次官会議の廃止」であり、鳩山代表のこの発言は、いよいよ政権交代を現実の物とした上での発言であり、大いに期待が持たれるところである。
(えびなたろう)