きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

生きる希望を失って自暴自棄に

2009-07-07 11:00:59 | Weblog
生きる希望を失ったて自暴自棄に
大阪市此花区のパチンコ店が放火され4人が死亡19人が重軽傷を負った事件はバケツに入れたガソリンをばら撒き火をつけ、一瞬にして火の海と化し煙と炎で包まれた場内を逃げ遅れた客に被害を及ぼしたものである。

店内の防犯カメラから、犯人の行方を解明し、現場近くに住む職業不詳高見素直(41)が逮捕された。
高見容疑者は、事件後岡山から岩国へと逃走していたが、6日の午後山口県警岩国署に出頭して逮捕されたようである。

捜査本部によれば、容疑者の所持金は6万円で、犯行の動機は「仕事もお金も無く、人生に嫌気が差し、通り魔みたいに誰でもいいから人を殺したいと思い、人が多数居るところに火をつけた」と供述している。

昨年6月東京・秋葉原の通り魔事件と同様、加藤智弘被告も「世の中がいやになった。誰でも良かった」と供述している。
そのほか、昨年10月の大阪浪速区の個室ビデオ店で放火による16人死亡事件、同年7月東京八王子市の駅ビルで女性2人が死傷した事件、茨城県土浦市での8人殺傷事件等々。
若者による、自暴自棄に陥った事件が非常に多くなっている。

いずれも、動機は、「生きるのが嫌になった」とか「両親を困らせてやりたかった」とか「早く死刑にしてくれ」とかを口にしている。

被害に遭遇した人は、全く「晴天の霹靂」身に覚えの無い災難であり、やり様の無い悲しみとしか言い様がありません。

やはり、此れも政治の貧困が成せる事で、確かに、前途に明るい希望も夢も無い生活を強いられ、我慢ばかりが強いられている。

政府の言う、「景気は下げ止まりだ」といっているが、なぜ、未だに失業が増大しているか、自殺者も最多の状況にある。「足らざるを我慢しろ!」というが格差の拡大は貧富の差が大きく、一方で無駄使いが横行し、贅沢が行われている事に世の中の不公平さが爆発して、社会問題化していると見るべきではないでしょうか。

今の政府に、弱者を救済する意思が無い以上、社会の混乱は、いつまでも続く事になるのではないでしょうか。

今日は七夕の日で、願いごとに最も多いのは「子供が育て安い世の中に!」「老後に心配が無いように!」「安定した仕事に就けますように!」等々、国民の生活の基本的な願いばかりである。
(えびなたろう)