きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

年金問題が最大の汚点

2009-07-02 11:04:15 | Weblog
年金問題が最大の汚点        (009.07.02.)

自公連立政権の末路は、いよいよ、メチャクチャ状態に突入してきた。
お先真っ暗な現状を麻生総理自身に何等の危機感も、何とかしなければ成らないと言う首相としての使命感も、全く感じられません。国民の先々の不安と心配は募るばかりです。

今朝の新聞報道では、国民が唯一将来に向けて、頼りにしている、年金問題で、年金の運用損が9.6兆円にもなるということである。其れでなくても、未だに記録の不備で年金が貰えず、不備の原因が判明して、修正されても、其れが支給されない老人がほったらかしにされ、生きている内に支給してくれと訴えている事に、どうして政府は何の手も打てないでいるのか。

今日の報道では、年金受給資格を満たしているのに知らない無年金者が3万人もいると言うことが、社保庁の推計で判明し、持ち主の解からない宙に浮いた年金記録となっているという。知らないで居る人の理由は、相談に行っても「資格期限を満たしていない」とか「受給年齢に達していない」とかで、これに対する社保庁の対応が、真に不親切である。

年金問題は、安部内閣時代にその出鱈目振りが判明し、1年以内に解明すると約束したものが、未だに膨大な不明点を残したままになっており、先き行き何時までに解決するかも解からない状態である。

この問題解決についても、民主党の方が、はるかに前向きで、公務員との不公平な年金制度、「共催年金」とも一元化する政策を掲げている、そして基礎年金部分は税方式でまかなうと言う、先の見通しのある、政策であるが、今の与党では、先細りの一途で、この上少子化が進めば破綻の恐れも心配される状況だ、「何が100年安心の年金制度か!」。

この様な、国民にとって将来を考える、重要な問題も、今の与党はそれどころではない政権維持にヒッチャカ、メッチャカのだい混乱状態である。

野党との論争も、相手の欠陥粗探しに終始し、真に程度の低い「罵り合い」を繰り返している。国民はただ、ただ、呆れるばかりである。

なぜ、正々堂々と、選挙による国民に信を問う態度に出られないのか、「自民党」と言う昔の品格は全く見られない、情けない政党に成り下がったものである。
(えびなたろう)