きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

中国が核燃料再処理の技術を要求

2008-01-21 11:27:01 | Weblog
中国が核燃料再処理の技術を要求      (008.01.21.)

中国が将来に向けて原子力エネルギーを確保する計画から、フランスの企業に原子力発電設備を発注する計画と共に、核燃料の再処理も自国で行なえる様にと、その技術の移転も要求している。

発注総額は119億ドル(1兆3000億円)で、今までにない原発史上最大の契約だそうである。

受注はフランスの原発大手アレバ社で中国の広東核電集団との間の取引である。核燃料の再処理技術問題はプルトニュームを取り出す技術で、これは原子爆弾を作る材料になることから、アメリカは大変神経を尖らせているところだ。

特にイランの核処理に付いては、武力に物を言わせてもと言う態度だ。中国は一応核拡散防止条約の締約国で核兵器保有国と言う事から、問題がない事になっているが。
原発注文に対して、再処理技術の要求までし、OKしなければ発注しないと言い切れるのは大国、中国だからの横暴かもしれない。

再処理出来る技術の保有国は、アメリカ以外ではイギリス、フランス、日本が認められているが、今後大気を汚染しないエネルギーとしての核エネルギー利用が広がってゆくとなれば大国だけ利用が許されると言う事は出来なくなるのではないだろうか。

国連も、核の平和利用は認めている、イランでも「兵器には使わない、平和利用だ」と言っていても、アメリカは「大量破壊兵器を目論んでいる」「悪の枢軸国だ」と一方的に決め付けている。
いまや、インドでもアフガニスタンでも核の平和利用を行っているから今世紀中には殆どの国が平和利用するのではないでしょうか。

従って国による差別をやめて、如何に安全に利用できるかの問題を取り上げ、其れを先進国が推進する事が必要ではないでしょうか。

日本もその面からの国際貢献は出来るものと思います。原子炉の安全操業技術こそ最も重要な技術で、日本人の繊細な安全操業マニュアルと一体となった原子炉利用を普及させて行けば良いのではないかと思います。

                      (えびなたろう)