きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

米、大統領候補の予備選

2008-01-08 14:40:39 | Weblog
米、大統領候補の予備選      (008.01.08.)

この秋に行なわれるアメリカの大統領選挙は、女性初の大統領候補、民主党のヒラリー・クリントンが本命と目されていたし、我々もそう思っていた。

しかし年明け早々オハイオ州で行なわれた民主党内の指名候補選挙でオバマ氏が13ポイントの差をつけてトップで指名されたことは、オハイオ州の州民が変化を好む傾向のある地域の特性を掲げて、他の州では解らないとマスコミは報道していた。ヒラリー候補本人も予想外の結果に、多少のショックもあった様だが、持ち前の強気な所を見せて猛烈な追い上げを掛け始めた。

次に始まるニューハンプシャー州での選挙を前にして、5日に候補者による討論会が行なわれた。一部テレビでも放映されたが、ヒラリークリントンさんは、今まで以上に力の入った発言で、相手を攻撃し、自分の経験豊富な事を強調した演説になり、討論会も多分に感情的な所が出ていて、少しかえって、マイナスイメージになるのではないかと思われた。

翌日行なったマスコミの本番前世論調査では、やはり10ポイントの差をつけてオバマ候補が首位につける結果となった。
クリントン候補は、それでもオバマ氏は話が上手いだけで、実行出来る人ではない、私の実績を信じて欲しいと主張を続けている。

確かに彼女は、人並み外れた強気の所がある。米国内のある世論調査によれば「一番大統領にしたくない候補は」と尋ねた調査ではヒラリー・クリントンが1位だったと報じている。

ヒラリーさんは美人だし、頭も良さそうだし、夫、大統領時代からのファースト・レディーとして経験もあり、立派な候補者だと誰しも思うが、アメリカの国民から見た場合は、候補者の“おいたち”、“個性”、“人間的な温かみ”等が比較され、窮地に立たされた時の相手候補への個人攻撃は、理性を忘れた裸の人間性が現れ、大統領としての品位を落としたのではないかと思われる。

オバマ氏は父が、ケニア生まれの黒人で母はスエーデン出身の白人だ、幼年期はインドネシアで育ち、ハワイの高校を卒業してハーバート大学を卒業、政治の世界でもイリノイ州からの上院議員を務めている。

家庭はクリスチャンで、美人でスタイルの良い聡明な奥さんを持ち、2人の可愛い子供を擁した、明るい家庭のようだ。
だから、若者世代からは大変な人気があるようです。

今日(8日)はニューハンプシャー州の予備選挙本番、果たして結果はどうなりますか。

                      (えびなたろう)