きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

アメリカ一辺倒が国を滅ぼす

2008-01-13 10:19:47 | Weblog
アメリカ一辺倒が国を滅ぼす      (008.01.13.)

2000年のアメリカ大統領選挙でブッシュとゴアが争い選挙の結果、判定がいろいろと揉めるほど僅差の勝負であったが、ゴアが降りてブッシュが大統領に成った。

あの時若し、ゴアが大統領に成っていたら今の世界はどの様に成っていただろうか。
おそらくイラク戦争も無かったかもしれないし、地球温暖化問題にもアメリカが先頭に立って環境改善に力を入れていた事と思われる。

当時のアメリカは経済的にも、武力的にもダントツの力を持っていて、世界のリーダーであったし、それだけの信頼もあった様に思う。

しかし、ブッシュが大統領になったアメリカは、イラク戦争を「大量破壊兵器を持って居る」と断定して、国連や、ドイツやフランスの制止も聞かずに始めてしまった。

当然日本はアメリカ一辺倒の国であるから、アメリカのお尻にくっ付いてイラク戦争を容認した方の国である。

環境問題もアメリカは世界の室温効果ガス排出の30%を出している、にも係らずブッシュ大統領は、京都議定書の批准を拒否し続けている、ゴア氏は温暖化防止を世界に訴えノーベル賞まで貰っていると言うのに全く対照的である。

この様な事が、アメリカに対する世界の目は批判的になってきて昔のようなリダーとしての信頼を失ってきている。

この様にブッシュ大統領は、世界の平和を考える行動より、石油利権に絡むネオコン・グループの手先になって利己的な行動に終始し、イラク戦争と言う泥沼戦争にはまり込んでしまい、今まで使った戦費の総額は3兆5000億ドル(390兆円)とも言われている。もはやアメリカは経済的にも危機的状態にある。

日本もアメリカ一辺倒の国であるからアメリカに対して、膨大なお金をつぎ込んでいる。
国民には知らされていないが、防衛予算に、思いやり予算に、等々、先日は北朝鮮に対する石油援助を日本もやるように言って来ている。日本の国民の北に対する感情なんか全く気にせず、要求してくる姿勢は、日本を全く舐めた態度だと思わざるを得ない。

インド洋での給油も中止するには是好のチャンスであったのに、アメリカの方もそんなに期待もしていなかったのに、日本では憲法59条と言う特例を使ってまで新テロ特措法を成立させ、来月から給油活動を開始すると言うのだから、呆れて話にも成らない。

世界の動きは、ブッシュ離れをしている最中に、日本だけがいまだに「ブッシュのポチ」として、尻尾を振っている様は、世界の笑いものではないでしょうか。

笑っている場合ではありません、其れが国を滅ぼす道を突き進んでいるのですから。
                      (えびなたろう)