きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

福田さんの国会演説

2008-01-19 12:12:44 | Weblog
福田さんの国会演説      (008.01.19.)

名医は患者の病状を色んな角度から調べて病名がきまる、次に対処する薬と処置を的確に行なう。言われてみれば当たり前の事なのだが。

福田総理の施政方針演説は、国民に対する、行政の対応が不足していたことを反省しこれからは「国民の立場で」「国民の目線で」「国民本位」で取り組んでゆくと自民党が失った国民からの信頼を取り戻す事を強調された。

そして、その対応策として、消費者行政の窓口を一本化し各省庁縦割りの弊害を無くした一元化した新組織を設定し「是正勧告権限を持たせたもの」を作ると言うことである。細部に付いてはまだ明確ではないが、少し期待の持てる提言と受け止めたい。

しかし、今までにも自民党内に「消費者問題調査会」(会長:野田聖子議員)と言うのがあって、この調査会の中でも「消費者庁」の設置を求める案もあったが、官僚による各省庁の抵抗が強く、この案もお流れの様相であるとのことだ。
だから、福田さんが何処まで腹を括ってやるかの問題に掛かっている。

国内問題と言っても、いまや多岐に渡っていて、対応しなければならない事が一杯ある。

それには、全て財政の裏付けがいる話であるから、予算を振り向ける優先順位を明確に決める事が大切で、その場合、どうしても族議員達の利権に絡む公共工事等が優先される傾向が、与野党対立の原点になっている。その場合、国民側に立つのか、業界側に立つのか、必要であっても取り合えず我慢できないのか、が問われるところである。

暫定ガソリン税も道路関係のみにしか使えない既得権益の税金として、国土交通省が握っているので、其れを「延長したい」と主張する、「ダメダ」と野党は言う、与党は、折角国民から徴税出来ている税金だから、減税してしまうと他の目的と言えども再び徴税する事のは国民の納得を得るのはむずかしい。と言う。

私の案は、「暫定ガソリン税」は期限と共に終わらせ、今までの徴収体制をそのまま、名称を「環境税」として徴収することを提案します。
ガソリンを使っている人は環境を汚すから今まで通りガソリンを使った量に比例して「環境税」として払ってもらう。その代わり道路には一銭も使わない、「環境税」は環境に関する全ての設備や対策に使うようにする事、そして使い方に付いての内容は全面公開を義務つける事を提案します。もし財源に余裕が生じた場合は国会の承認を得て一般財源に組み入れる事も可能とする。

もはや、自民党だ民主党だと自分の党を主張している時ではありません、自民党も「政権党だ、政権党だ、」と言う資格は全くありません。
昔は違ったが、今の自民党には政権担当の能力が無いから問題になっているので、自分の党だけが、国家国民の為の党だと思っているのなら、全く反省が無いと言わざるを得ない。
                        (えびなたろう)