今製紙業界が揺れている。
古紙の使用率が偽装されていたのである。
何故このような問題が発生するのであろうか?。
様々な情報が乱れ飛んでいるのだが、どの情報にしても、「日本人特有の問題」には触れていない。
「日本人特有の問題」とは、「自分では努力せず、他人がしたことに便乗する」と言う性質である。
京都議定書による温室効果ガス排出削減が良い例であろう。
企業の側では一生懸命に削減の努力をしているにも拘らず、「一般家庭では7%もの増加」、と言う事実からもわかるように、「企業努力におんぶに抱っこ」と言った状態。
古紙の問題にしても、「古紙を沢山使っている紙を使っているから、エコロジーに協力している」と言う程度の考えなのである。
その様な状態であるから、製紙業界にしても、「古紙使用率」は、企業の死活問題になってしまうのである。
宣伝文句に踊らされて、チョット人気が出ると「我も我もと、右へ習えする」様な日本人には、起きて当然の問題ではないだろうか?。
「情報・禍・社会の申し子」の様なものであろう。
さて、話を現実の問題に戻して考えてみたい。
かなり以前の話ではあるが、或る製紙会社の人に聞いた話である。
「再生紙を作るのって、以外に高くつくんですよね、新しいパルプで作った方が安く出来る場合もあるんですよ」と言う話である。
古紙には様々な不純物が含まれていて、この不純物を除去するのが大変な作業で、丁寧にすればするほど繊維の長さが短くなり、品質の低下につながるという。
インクの質も良くなった分、取り除くのは不可能に近くなっていると言う。
これらの問題に「古紙の価格高騰」と言う追い討ちが掛かってしまったのである。
中国の急速な経済成長が、「新たな古紙の需要」を発生させ、「古紙の奪い合い」と言う問題も起きている。
今、製紙業界だけが悪者になっているようであるが、「製紙業界のせい」だけにして良いものであろうか?。
大分以前には「ペーパーレス時代が来る」などと言うことが言われていたが、何処へ消えてしまったのであろうか?。
景気の低迷で、企業の側は、「何とかして売りたい」と言う気持ちが強く働く為、DM,折り込み広告、ポスター、チラシ・・・・・・と、ペーパーレスどころではなくなっている。
私の知り合いに、会社の総務の仕事をしている人がいるのだが、「PCが普及すれば、紙の使用量が減る」と聞かされていたが、実際は、「昔より遥かに増えた」と言っている。
PCも、一見すると、「非常に便利」な道具ではあるが、「意外に不便」な事も多い。
「ペーパーレス」と言われながら、そうならなかったのは「以外に不便」と言う部分にありそうである。
古紙の使用率を問題にするより、「紙の使用量」そのものを減らす努力が必要だと思うのだが・・・・・。
古紙の使用率が偽装されていたのである。
何故このような問題が発生するのであろうか?。
様々な情報が乱れ飛んでいるのだが、どの情報にしても、「日本人特有の問題」には触れていない。
「日本人特有の問題」とは、「自分では努力せず、他人がしたことに便乗する」と言う性質である。
京都議定書による温室効果ガス排出削減が良い例であろう。
企業の側では一生懸命に削減の努力をしているにも拘らず、「一般家庭では7%もの増加」、と言う事実からもわかるように、「企業努力におんぶに抱っこ」と言った状態。
古紙の問題にしても、「古紙を沢山使っている紙を使っているから、エコロジーに協力している」と言う程度の考えなのである。
その様な状態であるから、製紙業界にしても、「古紙使用率」は、企業の死活問題になってしまうのである。
宣伝文句に踊らされて、チョット人気が出ると「我も我もと、右へ習えする」様な日本人には、起きて当然の問題ではないだろうか?。
「情報・禍・社会の申し子」の様なものであろう。
さて、話を現実の問題に戻して考えてみたい。
かなり以前の話ではあるが、或る製紙会社の人に聞いた話である。
「再生紙を作るのって、以外に高くつくんですよね、新しいパルプで作った方が安く出来る場合もあるんですよ」と言う話である。
古紙には様々な不純物が含まれていて、この不純物を除去するのが大変な作業で、丁寧にすればするほど繊維の長さが短くなり、品質の低下につながるという。
インクの質も良くなった分、取り除くのは不可能に近くなっていると言う。
これらの問題に「古紙の価格高騰」と言う追い討ちが掛かってしまったのである。
中国の急速な経済成長が、「新たな古紙の需要」を発生させ、「古紙の奪い合い」と言う問題も起きている。
今、製紙業界だけが悪者になっているようであるが、「製紙業界のせい」だけにして良いものであろうか?。
大分以前には「ペーパーレス時代が来る」などと言うことが言われていたが、何処へ消えてしまったのであろうか?。
景気の低迷で、企業の側は、「何とかして売りたい」と言う気持ちが強く働く為、DM,折り込み広告、ポスター、チラシ・・・・・・と、ペーパーレスどころではなくなっている。
私の知り合いに、会社の総務の仕事をしている人がいるのだが、「PCが普及すれば、紙の使用量が減る」と聞かされていたが、実際は、「昔より遥かに増えた」と言っている。
PCも、一見すると、「非常に便利」な道具ではあるが、「意外に不便」な事も多い。
「ペーパーレス」と言われながら、そうならなかったのは「以外に不便」と言う部分にありそうである。
古紙の使用率を問題にするより、「紙の使用量」そのものを減らす努力が必要だと思うのだが・・・・・。