へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

食生活が何処か狂っている

2008年01月29日 03時20分32秒 | Weblog
20代の娘さんを持つ母親がぼやいていた。
話の内容は「娘と一緒に献血をしようとしたが、二人とも貧血がひどいので断られた」と言うのである。
「食生活には十分気をつけているというのに断られた」と言うのであるが、普段食べているものを聞いて、いささか?????、と言う思いである。
「肉より魚の方がよい」と言う話を聞いて、魚を中心に食べていると言うのだが、食べている魚と、その食べ方を聞いて呆れてしまった。
白身の魚と、ノルウエー産の「養殖サーモン」が殆どで、それも、身の部分以外は食べないと言うのである。
これでは、たんぱく質以外の栄養素は殆ど取れないのだから、貧血になるのは当然の話しである。
この事を話した所、目を丸くして驚いていた。
単に「魚が身体によい」と言う程度の知識しか持っていないのである。
「養殖サーモン」も、「魚の油は頭をよくする」と言う理由だそうで、イワシなどの青魚の油と勘違いしているのである。
私の場合は、「全く正反対」と言っても過言ではないだろう。
年に2回献血をしているのだが、毎回のように、「比重に全く問題ありませんから、400CCの献血をお願いします」と言われる。
一人暮らしなので、けして食生活は十分とは言えないかもしれないが、栄養面では気を付けています。
魚は好きなのでよく食べるのだが、出来る限り「丸ごと食べられる魚」を買うようにしています。
イワシ、アジ、サンマなどは、硬い骨以外は、内臓を含めて全て食べます。
内臓には、ビタミン、ミネラルなどの「重要な栄養分」が含まれているのです。
其の他にも、マグロ、ブリ、鮭などもよく買うのですが、普通の切り身は買わず、俗に「アラ」として安く売られているものを買います。
アラには、皮膚の若さを保つ為の「コラーゲン」がったぷりと含まれているので、よく「肌のつやがいいですね」と言われる事があります。
また「血合い」と言う部分は、血液成分を多く含んでいるので、貧血の改善に効果が有るのです。
魚の身体も、人間の身体も、「栄養成分的にはそれ程違いはない」はずで、「頭から尻尾までそっくり食べる」と言う事は、栄養学的に理にかなっていると思うのだが・・・・。
「安いアラのほうが栄養がある」とは、なんとも皮肉な事である。
煮干を、「カルシウムの補給源」と考えている人が多いのだが、頭から内臓まで全てを食べれば「総合的な栄養源」になるのではないだろうか?。
エスキモーなどの局地に住む人たちは、アザラシなどを捕獲すると、「最初に内臓を食べる」と言うことを聞いたことがある。
何事によらず、「一部分だけに捉われることなく、全体を見る」と言うことが重要だと思うのだが・・・・・。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする