へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

「もはや日本は『経済一流』ではない」

2008年01月19日 19時30分42秒 | Weblog
今朝の朝日新聞に載っていた、大田経済財政相の発言である。
「よくぞ言った」と、拍手をしたい。
内容的には、私の思っているところと違う部分はあるものの、経済財政相と言う立場を考えれば仕方ない事かもしれない。
立場上からすると、私のような発言をすることは「不可能」と言わざるを得まい。
記事を読んでいない方も居られるだろうから、記事の全文を載せてみる。

成長力の強化財政相が訴え

大田経済財政相は18日の通常国会の経済解説で、「もはや日本は『経済は一流』と呼ばれるような状況ではなくなってしまった」と述べ、日本の経済力の国際的な地位低下を指摘した。その上で「もう一度、世界に向けて挑戦して行く気概を取り戻す」と、成長力の強化に力を入れる考えを強調した。
大田経財相が根拠としたのは、06年の1人当たりの名目国内総生産(GDP)が、経済協力開発機構(OECD)加盟国(30カ国)中18位に低下したことだ。比較可能な80年以降で最低の水準だ。
演説は、日本がバブル崩壊後、不良債権など負の遺産の解消に追われている間に、中国やインドなど新興国が急成長したことも指摘。「わが国は、世界経済のダイナミックな変化に取り残され、今後も成長を続けていく枠組みはいまだに出来上がっていない」と訴えた。
大田経財相は演説後の会見で、「日本の10年後を考えると、しっかりと成長力をつけるための改革をして行かなければならない時期に来ている。危機感からスタートしたい」と述べた。

以上が記事の全文である。
私に言わせれば、「元々日本は『経済は一流』ではなかった」と言いたい。
「多額の赤字国債によって裏打ちされた経済」とは、「砂上の楼閣」以外の何物であろう?。
赤字国債と言う借金、別な表現をすれば「贋金」と言えないであろうか?。
実はこの贋金、我々庶民は、知らないうちに、大量に使っているのである。
まさか?と不審に思われるだろうが、これが「本当の話」だから、困ったものである。
バブル崩壊後、「自分はバブルの恩恵は受けなかった」と言う人が結構いたのだが、実は、知らないうちに受けていたのである。
一部には「ババ」をつかまされた人がいるのは確かであるが、多くの人は「バブルの恩恵」を受けている。
あの当時は「ワイロ」「献金」「ウラ金」が横行していたが、これらの「あぶく銭」を手にした連中は、「高級料亭」「高級クラブ」などに入り浸って、「浪費」をしていた。
彼らが支払ったお金は、店の売り上げとなり、従業員や出入りの業者の支払いに使われてしまえば、マネーロンダリング成立である。
どんな悪いお金でも、一度、「善意の第三者」の手に渡れば、もはや「悪いお金」ではなくなってしまうのである。
このように考えれば、多額の赤字国債が出来てしまったのは、「経済成長を求める、国民のせい」と言う事になるであろう。
大田経財相のような発言が、次から次へと出てくるような「健全な社会」を作りたいものです。
コメント (2)
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