へそ曲がりおじさんのひとり言

常識にとらわれるのが嫌い。
他人と同じ事が嫌い。
世の中、別な角度から見ると新しい物が見えるから。

自己責任

2008年01月05日 03時53分46秒 | Weblog
宇多田ひかるが、「賞味期限を3日過ぎた納豆を食べた」ことが話題になっていた。
私などは、1ヶ月以上過ぎたものを食べたことがあるが、「若干味が落ちたかな?」と言う程度で、お腹をこわす事もなかった。
何故、賞味期限を1ヶ月以上も過ぎていて大丈夫なのであろうか?。
多くの人は、「腐敗」と「醗酵」を混同しているのである。
そして、「消費期限」と「賞味期限」も混同しているのである。
腐敗したものを食べれば、当然の結果として「食中毒」を起こす事になる。
しかしながら、「醗酵する」と言うことは、「腐敗する」と言うこととは「根本的な違い」がある。
「醗酵させて作られた食品」には、納豆以外に、酒、味噌、醤油、チーズ、ヨーグルト、・・・・・。
そして、日本各地に伝えられている、魚を使った「なれ寿司」。
いずれの食品も「長期保存が可能な食品」である。
タダここで気を付けなくてはいけない事がある。
「消費期限」にしても「賞味期限」にしても、「明確な基準」が有るわけではない。
アクまでも、「製造する会社が決める」と言うことを忘れてはいけない。
以前にも書いたのだが、消費する側が、「余りにも賞味期限に過剰な反応をする」と言うことで、製造する側も「賞味期限を短目に設定する」と言う問題も起きている。
そして、なんとも理解に苦しむのは、ビールや一部の日本酒にまで賞味期限が設定されているのだ。
ウイスキーやワインは、「古いものの方が味が良い」と言うのに、何故?。
「情報化社会?」がもたらした「弊害」と言っても良いだろう。
「便利で快適な社会」になったと言われているが、その一方で「能(脳)力の低下」と言う問題が起きている。
昔であれば「極当り前」であった、「鼻と目と舌を使う」と言うことを忘れ、「いい加減な情報」に惑わされている。
このようなことで、これからの厳しい時代をどう乗り切ってゆけばよいのであろうか?。
自己責任と言うことを忘れ、他人(企業、政府など)ばかりあてにする。
年明け早々に、「原油高騰」「円高」「株価下落」と、日本の景気にとって「悪材料」が揃ってしまった。
「政府の対応が悪い」などと言う人がいるが、「政府をあてにするほうが悪い」と私は言いたい。
「政府(全政党)は有権者の顔色を伺っている」と言う事実を忘れてはいけない。
「有権者の顔色を伺う」とは、「次の選挙で投票してもらう」と言うことである。
昔から「うまい話には気をつけろ!」と言うではないか。
各政党の発表する政策は、「アクまでも有権者のご機嫌伺い」と考えた方が良い。
「狐とタヌキの化かしあい」なのであるから、それをどのように判断するかは「個人の自由(自己責任)」である。
コメント (4)
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