本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

日本語の音節の数2

2021-08-07 08:33:59 | Weblog
 日本語の音節のつづき。昨日は歴史的仮名遣いの複合母音でおわりました。
 カ行に鼻濁音が5個あります。ガギグゲゴです。濁音とどこがちがうか。Goodの(グ)とkingの(グ)は発音が異なりますよね。前者が濁音、後者が鼻濁音です。

 もうひとつ「午後」はどうか。「午」は五円の五と同音、「後」は囲碁、名古屋の碁、古と同音ですが、鼻濁音が濃厚に残っていない地域では、音の区別が判然としないかもしれません。かみさんの生まれの九州地方は薄いようだ。

 日本語の音節に鼻濁音を勘定に入れるかどうかも議論が分かれますが、算入しても日本の音節は多くない。

 韓国語はどうか。ハングルという音素文字を組み合わせて音節文字をこしらえるのですが、10個の基本母音と11個の複合母音がそれぞれさらに14個の基本子音と組み合わせになる。さらに濃音という5個の子音との組み合わせもあり、その上子音+母音+子音という音節もある。つまりべらぼうの数だ。
 
 英語の音節(Syllable)は日本の音節「子音+母音」と違って、ひとつのまとまった音の単位を音節という。つまりandもblackもchangeも1音節です。
 この英語のシラブルはひとつのまとまった音の単位ですから、勝手に分断してはいけないので、例えばandが文末にかかっても、a-として次行の文頭にndとしたいが、これはご法度になる。

 閉音節にも触れるべきだが、またの機会にする。

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