本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

寒梅忌

2017-01-26 09:06:23 | Weblog
 今日は寒梅忌という。藤沢周平の祥月命日によるようだ。亡くなって20年になるとか。
 私にとって愛読した作家である。『蝉しぐれ』や下級武士を中核とした作品も好きだが、江戸の市井の人情話のほうがより好きですね。
 
 どの作品もそうだが、くり返し符号の「同の字点」(「々」のこと)がない。よほど嫌いなのですかね。だから「方方」、「少少」、「家家」、「長長と」などの表記(綴字というべきかな)になっている。

 これがとても目障りである。どの文庫本の後ろにあったか忘れたが、解説のなかで評論家がこのことに触れていた。やはりうっとうしいとあった。
 私もただ一つ、これが気に入らない。

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