本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

古書の売り渡し

2019-06-10 08:53:33 | Weblog
 義理の両親がなくなってあと、かみさんの生家に住んでいる。築百年を過ぎた家で、生活の利便性を考えてリフォームをしたが普段使わない仏間と客間は旧態のままである。

 その客間の押入の奥から「香道」の和書が出てきた。十冊ほどが木箱に納められていたからワンセットなのだろう。興味がないから資源ゴミかまた死蔵するかだけだ。

 思いついてネットで見つけた東京の和書を扱う古書店に関心があるかどうか尋ねた。ぜひ欲しいという返事だった。専門家には史料的価値があるのだろう。
 そこで、この和書を宅配便で搬送すると、評価額8万円の連絡があった。和書は古美術品と違って金銭的価値は高くないだろうが、思いのほか値がついた。資源ゴミに出す代物が車検費用になった。

 ただ、遠隔地同士の売買の取引はすんなりといかない。古物営業法に基づく規則に厳しい条件があるようだ。本人確認のため運転免許証か健康保険証などのコピーを送らねばならない。さらに本人限定受取郵便が送付されてきて、そこに記載されている番号を連絡しなければならない。これは住所の確認らしい。おそらく盗品対策に必要な措置ではないか。故買は犯罪になりますもの。その上で、本人名義の預金口座に入金される段取りになる。
 
 古伊万里などの骨董品を売りたいと思っているので、よい勉強になった。
 

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