本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

著作権を考える

2020-12-15 09:40:31 | Weblog
 一昨日、図書館の著作権上のコピーについて触れた。もう一度、著作権を考えたい。
 著作権は「工業所有権」と対比させているが、そもそも工業所有権は特許法、商標法、意匠法、実用新案法の4つの法律の総称である。

 著作権は特許権と同等の関係だろうから、工業所有権の対には「文化所有権」とでもして、その下に著作権を置けばバランスがとれる。
 
 なお、これらの権利を包括的に文化庁は知的所有権と、経産省は知的財産権といっていたはずだ。役所によって言葉が不統一とは官庁間の縄張り争い臭い。

 また、無体財産権という言葉もある。ノウハウやアイデアなどは不正競争防止法や実用新案法で保護されることもあるだろうが、ノウハウ法といった個別的な法律はない。これらを含めて「無体財産権」というのではないか。また、フォーミュラ(処方)やデバイス(工夫)も特許の対象となりえる無体財産だが、同様に個別的な法はない。以下続く。