本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

ハワイの攻撃した場所

2020-12-08 08:49:49 | Weblog
 12月8日は「真珠湾攻撃の日」である。奇襲攻撃と書いたものもあるが、米国は暗号解読でほぼ攻撃があると予測していたらしい。

 ルーズベルトはその情報をハワイの太平洋艦隊に知らせず、犠牲やむなしとした。「リメンバー・パールハーバー」と国民の怒りをたきつけた。ルーズベルトは冷酷無情だ。戦死したハワイ駐留の米兵はルーズベルトに殺されたようなものだ。

 昨年のこの日に書いたが、事件の現場主義からハワイの事件当日は7日である。攻撃の日は「日本は8日(現地ハワイは7日)」としたいものだ。

 もうひとつ、パールハーバーは真珠湾ではない。「湾」ならばbayかgulfだ。Harborだから「真珠港」である。米駐在武官だった山本五十六連合艦隊司令長官は正確に公文書に「真珠港」と書いているそうだ。
 そもそも湾を攻撃しても意味はない。寄港している軍艦や港地区の航空基地を攻撃するのだ。いつから誤訳がひとり歩きしたか。

 米国は、この戦争で日本の暗号は解読していたから、山本五十六の乗った飛行機も撃墜している。
 では日本は米国の暗号を解読できたか。できなかった。ドイツも同様だ。ドイツも暗号機エニグマはやはり解読されていた。

 米国は先住民ナバホ族の言葉を暗号にした。通信傍受(そんな技術があった知らないけれど)をしても解けなかったそうだ。ナバホの志願兵がコードトーカー(暗号話者)として活躍したようだ。

 ハワイ攻撃を端緒として日本は人も領土も失った。馬鹿な戦争をしたものだ。