本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

義士討ち入り

2020-12-14 09:01:00 | Weblog
 今日は赤穂浪士の討ち入りの日だ。
 オヤジは「忠臣蔵」映画が大好きだったので、その感化を受けた。それで芥川龍之介の「或る日の大石内蔵助」や大佛次郎の『赤穂浪士』など読んだものだ。存外面白くなかった。

 むしろ講談本の「義士銘銘伝」(タイトルはうろ覚え)がはるかに面白かった。中学生のころに四十七士をそらんじていた。今、義士の名は20人ぐらいで精一杯か。

 上京したオヤジをいの一番に泉岳寺に連れて行ったものだが、私はそれ以前に3度も訪ねている。

 吉良邸跡にも行った。回向院の近くで小さな公園になっていた。
 日比谷通りの田村町に石柱碑が立っている。「浅野内匠頭切腹跡」とある。田村右京太夫の屋敷がここにあったのだ。この通りには中華料理店が多い。一時期、職場が近かったのでメシを喰いに足を運んだ。

 吉良家に義士に討たれた小林平七がいた。小説では小林平八郎とある。平七の孫娘が男の子を生んだ。それが葛飾北斎という。事実かどうかわからないが、山田風太郎の随筆にそうあった。
 もうひとり山吉新八は生き延びた。その子孫に福島県令(今の知事)になった山吉盛典がいる。これは事実のようだ。どちらも上杉家の武士である。