本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

食物繊維

2019-09-05 08:37:52 | Weblog
 「ウンコした?」、「ちゃんとしたよ」これ、朝の開口一番の会話だ。
 かみさんが寝ている早朝に犬のマルと散歩する。犬は散歩好きだが、オシッコのマーキングだけでなく、生理現象からの解放も必要だ。
 
 マルは家の中で飼っているが粗相をしない。裏庭に出るガラス戸を少し開けているので生理現象が起こるとそそくさと出ていく。それでも散歩中にしてくれたほうが心配ないということ。

 尾籠な話を人の場合に置き換える。
 テレビのGMに「これ一粒でお腹がすっきり」と笑うおばさんたちが登場する。日ごろ、便秘なのだ。一体、普段は何を食べているのだろう。便通に左右する食物繊維に無頓着かもしれない。

 一例に穀物からの食物繊維の摂取量が減少しているそうだ。1日あたり目標摂取量は男20g以上、女18g以上だが、実際は男15.2g、女14.3gと厚労省の報告書にある。5gほど不足しているようだ。米のめしを食わなくなったか。

 穀物の中では大麦の食物繊維の量がダントツに多いそだ。精米の約20倍とか。
 生活習慣病の予防になるそうだが、私は麦めしは食べたことはない。

 大麦といえば、江戸時代の豪商の遺書に「使用人の食事は、米だけではなく大麦をまぜるがよい」とあるそうだ。「米が倹約できる」と加えているからケチな商人だ。もっとも、だから豪商になれるのか。
 よもや、番頭から手代・丁稚まで食物繊維のおかげで通じがよく、健康維持に役立ったとは思わなかっただろう。ケガならぬケチの功名か。