本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

長い梅雨に思う

2009-08-01 10:08:22 | Weblog
 近郊にスイカ畑が広がる。スイカが一段落するとハクサイを作付けしている。夏はスイカ、冬場はハクサイの畑ということ。この組合わせが畑にとってよいのか、そんなことはまったく関係ないのかわからない。
 さて、梅雨が長引き涼しい昨今だからスイカを食べたいと思わない。スイカ畑の脇の直売所では大きなスイカが5百円である。投売りだろう。それでも今夏の気候では売れまい。

 一方、収穫不良でジャガイモ、ニンジン、ダイコンという根菜類が高値とか。スイカと違って、これらはカレーや煮物などに欠かせないから買わないわけにはいくまい。これを思うと都会の消費者はまことにきゅうくつだ。田舎の産地直売店では世間相場に便乗して値上がりすることはないからだ。

 要するに、田舎の生産者は平年以下の気温では安くしても売れない、天候不良を理由に都市部並みに値上げしては売れないということ。裏返せば、消費者は暮らしやすい。だから地方の働き手の仕事を奪わない年金生活者を地方に移住させる政策があってもよい。生産物の消費が増えれば、天候のダメージも少しは補填できるではないか。