古傷

今年に入ってスポーツ界のパワハラ問題が後を絶たない

そんなニュースに触れ、私自身の高校時代バドミントン部での封印していた記憶を悲しいかな思い出してしまった

顧問の先生による暴言、暴力は日常茶飯事

背後から飛び蹴りされた先輩もいました
ラケットで叩かれて、耳の辺りにあたって血が出てすぐに病院に行った先輩もいました

私自身も何度かビンタをされたりしたけれど
一番キツかったのは、10発くらい連続でビンタされたこと

一発ビンタされて衝撃で後ずさりして、それが繰り返される
ビンタしながら大人の男の人がどんどん迫ってくる

怖いとかそんな感情までいかない
そこまで感情が追い付いていけてない

三発目くらいで耳がキーンて音がして
まだ終わらない、まだ終わらない、で終わってしばらくしたら
目がかすみだして
時間の経過と共に瞼がどんどん腫れて
最終的に内出血で青紫色になった

でもそんな娘の顔を見ても両親も何も言わなかった

むしろ悪いのは私
叩かれるようなことをした私が悪い



私自身はその状況に納得出来た事は一度もない
何故、そこまでの体罰を受けなければいけなかったのか
何故、あんな暴言を言われなければならなかったのか

殴られて一度も感謝したことはない
教育の一環だと思ったこともない

ただ痛かった
ただ苦しかった
ただ情けなかった


随分と時は過ぎてしまったけれど
あの時は気持ちを外に出すことは出来なかったので
今日だけ高校生の私に戻って、気持ち吐露させていただきました