フランスとポーランドの合作の映画を観てきました。
想像以上に重い内容でした・・
第二次世界大戦、終戦直後のポーランドでの実話を元にしたお話です
ドイツが衰退したあとに侵攻して来たソ連兵に修道院に押し入られ、レイプされてしまったシスターたち、内7人は身ごもってしまう。
信仰と受け入れられない現実の狭間で苦悩するシスターたち、一人のシスターが修道院を抜けて助けを求めたのはフランス人の女医。
若い女医は無宗教だけれど、シスターたちに宿った命を守る為に危険を冒して彼女たちを救おうとする
美しい映像と讃美歌が流れる中で色々な女性の心理が描かれているのですが、どの女性の感情も理解し得るんです。
だから観ているうちにどんどん苦しい気持ちになって、映画が終わった時には持っていたハンカチを握りしめていました。
でも、最後は希望が持てる終わり方だったので、重い気持ちをそんなに引きずることはありませんでした。
戦争とは関係なく、ただ修道院で信仰生活を送っていたシスターたちが被害者になる。
戦争に直接参加してなくても、被害者にも加害者のもなり得る・・
怖いです。
『夜明けの祈り』公式サイトはこちら