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なんてことない日々の記録

ヒロシマナガサキ

2008-08-05 12:56:23 | 日常のこと
昨日、家に帰ってテレビをつけたら昨年映画館へ観に行ったドキュメンタリー映画を放映していました。
「ヒロシマナガサキ~白い光、黒い雨、あの夏の記憶~」という映画です。

2007年8月13日のブログ

1年前、ブログを書くにあたり、映画の詳細な内容や感想を書くことは出来ませんでした。
その内容に触れるには、私の言葉はあまりに安っぽい、そう思ったからです。

今もその気持ちに変わりはありませんが、今回は少しだけ映画の内容に触れたいと思います。

映画には、14名の被爆者の方と原爆投下に関わった4名のアメリカ兵が登場します。
真っ黒焦げの子供の死体や、被爆者の方の治療の様子・・・目を背けたくなるような映像が沢山出てきます。
もちろんそれらもそこはかとなく辛いことですが、被爆者の方々のインタビューには、胸を締め付けられる想いになります。

被爆後、姉妹2人で生き延びたけれど、空腹、貧しさ、差別から妹さんが列車に身投げしたという女性。
彼女は未だに妹さんの名前が呼べないのだそうです。
そして彼女は言います。
「ギリギリのところで私は勇気は二つあると思います。生きる勇気と死ぬ勇気。妹は残念ながら死ぬ勇気を選びましたが、私は生きる勇気を選びました。何があっても生きていこう、そう決心しました」
当時、10歳くらいの女の子の決心です。



実は、ほんの数年前までもちろん8月6日と9日に起こった出来事については知っていましたし、2度と核爆弾が使われるようなことがあってはいけない!と強く思ってもいましたが、実際その日、広島や長崎で被爆された方々に関心が薄かったのは、否めません。

でも、4年前にたまたま長崎で被爆された女性の方とお話する機会があって、当日の話を聞いたんです。
すごく反省しました。
「平和の大切さ」を知るために、被爆者の方々の話を伺うのは、とてもとても勉強になります。

明日、63年目のその日はやってきます。
この機会に、あの日その場所に居た方々の声に耳を傾けてみるのも、有意義なのではないでしょうか。



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